2017/4/22~23 剣岳 早月尾根

GWの偵察を兼ねて早月尾根に行ってきました!
馬場島側は無雪期も含めて今回がはじめてです。


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登山申請は(20日前には間に合わなかったけど)何とか出して、この週末の分とGWの分とどちらも受理して貰えました。
ワクワクさんです!早くも心は連休ムード♪


前夜は長い長いドライブでした。分かっちゃいたけど普通の週末で来るのは大変!運転時間の方が長いなんてこともあるかも?帰りが思いやられるな〜。
しかも関越に乗ってから、「GWまでゲートがあかない」という情報を入手!林道歩きのおまけもついた〜〜!(タダの情報収集不足)


日付が変わる頃到着すると、ゲートの更に手前から通行止めになっています。カーナビによれば馬場島まで8kmの行程追加。プラス2時間が見込まれます。でも睡眠時間も確保したいし急ぐ理由も無いので、5時起床6時出発にしました。


久しぶりに車のう◯こ(※車の脇でシュラフにくるまって野宿するスタイルのこと)になって、満天の星空の下で眠りにつきます。しかし夜中に雨で起きました。寝ぼけながらテントをかぶって就寝。にわか雨ですぐやんだからよかった。

林道歩きは車にたまたまのってたトレランシューズを使い、馬場島にデポする事にしました。1時間半で登山口到着。
登山道に入ると、しょっぱなから早速の急登です。だだっ広い松尾平を過ぎるとまた急登が再開し、その後延々急傾斜が続きます。
疲れるけど、今日の行程は標高差1500mもあるので、ダラダラ登るよりいいです。グングン高度を稼いで、馬場島から5時間弱で早月小屋に着きました。


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今から山頂に行くのも微妙な時間帯だったので、ここで幕営することにして、暇つぶしに穴を掘りました。本当は雪洞のなかにテントをはるつもりだったけどあまりに難儀だったから諦めて、こんな中途半端な風よけになりました。でもサイズはぴったりですぽっとハマってていい感じです。明日テントがとばなければそれでいいんです。


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丁度いいタイミングというか、お昼から好天するはずの天候がどんどん怪しくなってきて、濃いガスが立ちこめてきました。でも時たま暖かい光線を感じることもあり、どこかに太陽がいるということは分かります。ペコマがせっせと2人がけソファ席にサイドテーブルまで作ってくれたので、とりあえず飲むかってなりました。


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天然クーラーで青鬼を冷やしながらジャーキーをつまむ幸せなひととき。辺り一面真っ白で何も見えないけど幸せなのです。


しかしビールが1本空く頃にはどんどん気温が下がり、風雪も強まって来たのでテントに撤退。その後は雨なんだか湿雪なんだか、ほぼ雨といっていい天候になりました。夕方になっても一向に弱まる気配はなく、フライのないテントの布地を染みて来た水がしたたってテント内は水たまりです。中途半端な雪の屋根がほんの少しだけ雨漏りを防いでくれました。

そんな愉快なディナーを愉しみつつ、18時過ぎには眠りにつきました。


0時頃、一度目が覚めました。雨音は止み、辺りは水を打ったような静けさに包まれています。ヘッデンをつけずにテントを出ると、目の前に飛び込んできた宝石のような煌めきに思わず嘆息しました。光り輝やく富山市内の夜景が漆黒にぽっかりと浮かんでいます。いつの間にかガスも消え、完全な無風、静謐。頭上を見上げれば凍てつく空気の向こうに無数の星が瞬いていました。
胸いっぱいになってテントに戻り、夏用シュラフにくるまって放射冷却に震えながらうとうと。気付けば2時間が経っていました。


朝は時間のかからない乾燥パスタとスープ、パン。テント撤収も無いので1時間で出発するはずが、結局3時半過ぎになってしまいました。山頂でご来光、間に合うかな?



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しかも日の出は5時半だと思ってたら5時だったみたい。いつの間にそんなに日が延びたのね。
黒々と屹立する剱尾根にも少しずつ色がついてきました。


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山々が一日で1番美しく萌える刻です。



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剱にいるとは思えない雲ひとつない晴天のなか、壮絶なモルゲンロートを二人じめです!


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あまりペースを上げられず、結局山頂到着は日の出から1時間を過ぎた6時。山頂まで1時間半を見積もっていたというペコマに「遅いね!」となじられてしまった。反省!



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実は先週から写真が少なく、かつ微妙な写真しかないのはカメラが壊れたからです。オリンパスのToughシリーズのカメラ3台目がまたしても壊れました。2台目は赤石沢で流されたので仕方ないとしても、1台目と3台目は勝手に電池ボックスが開いてて気付いたら浸水してたのが原因です。寒いとすぐ死んだフリするし、次からはtoughシリーズにこだわるのはやめて軽さ重視のカメラにしようと思います。


春山といってもやはり稜線上は15m/s程度の強風なので、手袋を外してのスマホ撮影は一苦労。タッチペンがあるといいのかもね。買わないけどね。


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今回の目的は山頂から早月尾根上部にかけての難所の下見でした。GWにはここを暗い中通過する可能性があるので、予めルートの状態などを確認しておきたかったんです。夏に来たことがないから分からないけど、きっと夏は鎖場なんだろうなと思うような胸に迫る堅雪壁をダガーポジションで登ったり、軽い岩登りがあったりします。帰りはクライムダウンとラペルでした。残置スリングも探すと色々あります。


8時ころテンバについて出すもの出して、テント撤収。8時半頃には出発したのでしょうか。よく覚えてませんが、早く帰ってビールを飲みたいという不純な動機のもと、急いでおりました。でも標高1600mより上の雪は日射の割に意外と緩んでなくて、アイゼンがいちいちロックするので疲れました。
途中からだましだまし、アイゼンを手に持ってつぼグリセード、堅くて急になってきたら装着という小賢しいやり方で省エネし、最後はアイゼンをしまってひたすらグリセード滑降。上手い人はザングツでパラレルターンするそうですが私にはボーゲンが限界です。


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馬場島に着いたのは11時。テンバから2時間半くらいでした。
そこらからスニーカーに履き替えての林道歩きも地味に疲れる。でもアルペンルートの喧騒とうって変わった牧歌的な風景で、途中振り返ればヨーロッパアルプスを彷彿とさせるような雄大な剱岳を拝むことができるのはとてもいいです。
行きは1時間半だったのに帰りは2時間近くかかりました。でもひどい渋滞にも巻き込まれず、無事に早く帰ってビールが飲めたので任務完遂です!


GWも天気の神様に優しくしてもらえるといいなあ。

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2017/4/15〜16 鹿島槍ヶ岳 東尾根

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大学山岳同好会の後輩Tさん(通称"あきちゃん")と、部のコーチで尾根の向こうにもたびたび登場しているI先生こと"いとうちゃん"の2名を連れ、鹿島槍東尾根に行ってきました。


2週後に計画していた本番登山のプレ山行として、雪稜歩き中心で、ある程度長い行程のルートを選んだ結果、この人気ルートになりました。

私とペコマにとっても、白馬主稜などと並んで行ってみたかったルート、けどなんか二人で行くにはタイミング逃した感のあるルートだったのですが、みんなでわいわい楽しく登るスタイルかつ母校山岳同好会の活動に貢献出来るという付加価値もつくので2倍楽しい計画です。


金夜入りしてゲート手前で宴会後、日付が変わって1時前には就寝。翌朝4時起床して5時頃行動開始しました。
私たちの前に2パーティほど行っている雰囲気で、更に後続も居そうな感じでした。やっぱり大人気ルートですね!


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林道を歩き始めて早々、雪があらわれる。そしてカモシカがひょっこり顔を出しました。付かず離れず、こちらの様子を伺う愛らしい姿に夢中になっていたら


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東尾根の取り付きを通り過ぎました。林道がぐねぐね屈曲した直後のこの看板が目印。まあ、どこから登ってもいいのでしょうけれど。
よく見ると古びた赤布がありましたが、踏み跡は不明瞭で適当に登って行く感じです。ちなみに下山時通り過ぎたときには新品ぴかぴかのピンクテープが2つも追加されていて非常に分かり易くなっていましたよ。


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4月は来るGWに向け、毎週がっつり歩き系山行の予定です。最近またイノクマさんの有料サービスを利用しはじめました。今日の予報は昼前から雨か雪、そして雷。でも午前中は穏やかでいい天気でした。ブナ林の急登をひと登りすると、30分くらい前に先行したパーティに追いつきました。ラッセルを交代して先を行きます。


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いとうちゃんは面白い人です。大学時代は彼の講義を受けていましたが、何だか変わった感じの怖そうな人だなって思っていました。でも本当は違います。愉快な山屋さんです。古い山屋さんなので、登攀技術ははじめ見ていてヒヤヒヤすることも多かったですが、最近はとても安定感のある山屋さんになってきています。山男の歌とか色々知っていて、酔うと歌い始めます。


って、偉そうに書いてるけど、親しみを込めて書いています。入間のBase Campにも足繁く通ってフリーも頑張っています。ジムで「せいっ!」ていう珍しいかけ声が聞こえたら、たぶんいとうちゃんです。「ガンバ!」って言ってあげて下さい。


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と、順調に雪山ハイクを楽しんでいたら、予報通り雲行きが怪しくなって来てほどなくして雪も降り始めました。標高2000mちょいだけど、雨じゃなくてよかった・・!しかし風雪はどんどん強くなり、そして一ノ沢の頭を越える頃にはガスも濃くなりました。更に恐れていたことが・・・。雷さまのおでましです!!



しかしまさにナイフリッジの通過中、とりあえず進むしかありません。雷光と雷鳴の間隔がほとんど同時になってきて、低姿勢でじりじり進んでいたその時です。ちょうど二ノ沢の頭にたどり着いたころ、静電気のような気配を感じました。その直後にいとうちゃんのピッケルがぶーんとうなり、腕に電気を感じたようです。「くるぞ!」といとうちゃんが叫ぶやいなや、私の右足の親指の先から踵へと、すさまじい電撃が走りました。思わず短い悲鳴をあげてしまいます。


ペコマ「雷やばいね〜」
いとうちゃん「おちた、おちた」
あきちゃん「!」
ペコマ「いまどっか落ちましたね」
いとうちゃん「いや、いまここに落ちたの。ここに落ちた」
ちっぺ「私の右足流れた!」
いとうちゃん「ピッケルに感じたよ」
ペコマ「なにそれ、やば!!」


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とりあえず踵上げて三角形つくる、バランス崩してコケたら最悪な避雷姿勢、通称"雷しゃがみ"とかやってみるものの、さっさとどっかに避難もしたい。だってここはよりによって頭。だだっ広い尾根の真ん中です。

だましだましコルへ移動し、高いダケカンバに付かず離れずの位置に簡易雪洞を掘って雷宿り。予報では昼過ぎから天気回復とのことだったので、ここでしばし停滞して嵐が過ぎ去るのを待ち、天気回復してから行動再開、予定通り本日の目的地である第一岩峰の基部を目指す作戦としました。

この間に追い抜いた先行パーティが通り過ぎます。聞くと、彼らも第一岩峰基部に張る予定とのこと。この時点では2張もはるスペースがあるのか謎だったので、どうしようかと相談しながらうとうとします。

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しかし12時を回っても風雪は強まるばかり。後続パーティも合流し、彼らはここで幕営準備をはじめました。とりあえず雷雲は過ぎ去ったようなので、私たちは行動再開。先へ進むものの、ガスが濃くて尾根の端がどこなのか、傾斜がどのくらいなのかも判別不能。結局二ノ沢の頭の先にある小ピークを越えたコルで行動終了としました。


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狭い稜線上に雪を掘り下げてテント設営。快適なトイレも作りました。テントに潜り込むと、それだけであったかい!装備は何もかもびしょ濡れです。早速水作り&大乾かし大会。お湯アイロン大活躍!結局天気は悪化するばかりでした。停滞して正解!


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16時を過ぎたころ、わさわさと夕飯のお披露目がはじまります。そして各人持ち寄ったロービー、豚角煮、生姜焼き、ミートボールetc...。α米に一品プラスですごく美味しくなるのですが、これはもう豪華過ぎ!「軽量化」とか言ってたのにみんなやるな!(笑)

スナック菓子やつまみも豊富でたらふく食べました。


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夕方になると、やっと風雪が弱まって来てトイレに行く気力も沸いてきました。テントを出ると、なんと西に青空が見えている!雪庇の向こう、北の空には積雲の上に笠雲のような変わった雲が出ていました。


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爺ヶ岳方面。やっと嵐は過ぎ去ったようです。明日が楽しみだ!


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この日は18時には就寝して、翌朝2時半起床。乾燥パスタの朝食を済ませ、テント撤収して4時前に行動開始です。暗い中を歩いて行ったら、途中岩が出ているところでわざわざ強点をついちゃったりしてタイムロス。すっかり陽が昇りきった6時頃、第一岩峰に到着しました。しかし第一岩峰基部に幕営したはずの先行パーティ4名は今まさに取り付いたところで、ラインも被りそうだししばし順番待ち。後続のペアも追いついて来て渋滞発生です。


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第一岩峰上からフォローのあきちゃん、いとうちゃんを見下ろす。最高の天気、既にすばらしいパノラマが広がっています。今回は60mダブルロープ1本で、私かペコマがリードをしてロープ固定し、プルージックでFIXロープを登ってもらうスタイルにしました。


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第二岩峰では更にここまでノーロープできたっぽい5名パーティも合流しました。先頭で取り付いたのは、第一岩峰で合流したペア。2番手が4名パーティ、私たちは3番手です。最後に核心部があり、みんなここで苦労してました。お助け残置スリングがあるのでエイドもできます。


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ここを越えたらあとはひたすら雪稜登りと、雪壁トラバース。すでに雪が腐って来てますが滑ったら超気持ち良さそうなザラメです。北峰を素通りし、もうひとのぼり。さあ、山頂は後少しだ!


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あきちゃんは在学中、一番頑張っていた部員です。今はもうOGですが、看護師の仕事をしながら頑張って山を続けています。大学時代から一人で山歩きをはじめているのでキャリアも長く、少しずつステップアップしながら、一昨年の夏には彼女たっての希望で一緒に剣岳源次郎尾根も行きました。今回のプレ山行も、彼女が行きたいルートがあり、私たちが少なからずお手伝いをさせてもらっている感じ。メンタルも強くて弱音は一切吐きません。私たちとは根本から人間性が違う感じです。


ついに登頂!お疲れ様でした〜!!


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雪が安定していそうなら北俣本谷をさっさか降りたいところでしたが、昨日ある程度の降雪があったし今朝は激しい日射で午前中から雪が腐っているような状況。登っている最中も、そこかしこの沢筋で小規模な点発生がみられました。大人しく赤岩尾根を降りる事にして稜線を南下します。


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赤岩尾根にとりつくトラバースがやや緊張しましたが、それ以外はとくに悪い所はありませんでした。西沢の雪が比較的安定していそうだったので、早々に尾根を外れて大斜面を下降!尻セードの人生最長記録を更新したと思います。それはそれで楽しかったけど、シュプールを見るとちょっと焼きもちやいちゃったのは内緒です。

なんだかんだでゲート着は17時半。13時間半を越える行動時間となりました。おつかれさまでした〜!



さて、GWはペコマと剱に行く予定です。つぎの週末はその偵察。そして再来週もたぶんこの4人でどこか山に行くと思います。
雪稜は岩とは違った難しさがあり、私たちの弱点でもある気がします。
コンテかフリーソロでさっさか進むのは得意ですが、雪しかない斜面でしっかりした確保をした経験はきっと年数の割にかなり少ないです。
こういう機会に、基本的なアイゼンワークなども含め、もっと洗練できたらと思っています。
岩シーズンINまで、最後の雪山をがっつり楽しみますよ!
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栂池、妙高で日帰りBC

3/18〜20の3連休に層雲峡でアイス収めをし、その翌週からは日帰りBCスキーに行ってました。


2017/3/25 は栂池高原スキー場から白馬乗鞍へ。


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あぢーーー・・


降雪後で、この日の天気はどがつくピーカン!眺めも最高でThe Dayかと思われましたが・・・



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早朝から日射がやばい!!



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11時半ころ、白馬乗鞍山頂着!!360度の大パノラマ!・・だけどね。


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ゆ、雪が重い〜〜!

天狗原まではまだいくらか柔らかい深雪を楽しめたものの、天狗原から下はすでにギッタギタ!

傾斜が強い所はほぼ直滑降でないと埋まってしまう。
重い雪に足をとられ、深く刻まれたトレースに四苦八苦しながらどうにかこうにか下降。そしてゲレンデの圧雪バーンに入ったときの安心感といったら・・・!orz(ちょっとせつない)


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スキーは不慣れだしあっという間にどこいっちゃうか分からないのでGPS(スマホ無料アプリ)活用してます。


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翌日は夕方から仕事だったので、ホテルグリーンプラザに泊まって午前だけ滑って帰りました。



そして翌週も日曜仕事の土曜日帰り。
かつ4/1は南岸のせいで太平洋側の天気が全滅だったため、妙高に行こうという事になりました。


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この日はスキーヤーはほとんど入ってませんでした。
静かで美しいブナ林の中を登って行きます。


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前山で女性単独スキーヤーとおしゃべり。強そうでかっこ良かった。行ける所までスキー履いて行けばって言われたけど、私たちはスキー初心者!シール歩行も下手なので急斜面のジグとかで手間取って時間がかかる。むしろつぼのほうが早い位??
っていうか、つぼなら怖いもの無し!(笑)
ということで前山にスキーをデポして百名山ハントに出発〜!


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しかし最初のこぶを越え間もなくしてスキーを置いて来た事を後悔しはじめる。なんなんだこの気持ちよさそうな斜面は・・!


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地上から見ると雲の中だった山頂。しかし雲の上へ出ると別世界だった。青空と、見渡す限りの雲海!


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前山から尾根伝いに歩くと途中で夏道に合流。ジャンクションから妙高山頂までは夏のコースタイムで約2時間です。この日もくるぶし〜膝程度のラッセルはあったものの、概ね2時間ほどで到着。


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最後は八ヶ岳を思わせるポコポコガバ系の岩も出て来てひと登り。山頂からのパノラマは最高!来て良かった〜!



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少し休憩して13時半頃下山開始。途中、オープンバーンで小規模な雪崩が発生してました。ひとりずつ急いで通過します。


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しかし午前よりガスが濃くなって来て、行きに雲の上だった2100m付近から早くも当たり一面真っ白けになってしまいました。前山のデポ地点も真っ白!ここから右の尾根を落として行きます。



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真っ白で何んにも見えないけどね!!


標高1600から下は尾根の南側に急峻な沢があらわれるので、こちらの沢に入ってしまわないよう気をつけつつスキーヤーズレフトに落としていく。しかし真っ白すぎて数メートル先の斜面の傾斜すら分かりません。


少し降りては方角を確かめ、ってやっていたのに、気がつくと傾斜がかなりきつくなり行き詰まる。。


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どうやら左へ落とし過ぎたようで、北側の沢に入っていると思われました。地形図からは、右の尾根にあがらないとこの先苦労すること間違い無し。右の尾根へあがりなおすためここからひたすらトラバースです。

で、薮をこいだり、、


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ほとんどバーチカル(笑)な雪壁を降りたら雪が崩れて、さっきまで居た所に巨大シュルントが現れたり(笑)


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標高1200mを過ぎてスキー場の音楽が近くに聞こえる様になってくるとやっと視界が出てきたものの、今度は岩の様に硬いバーンで辟易。先行者のトレースが特に硬く凍っており、思わぬ反発でひっくり返りそうになります。
誰も居なくなったスキー場に入り、またも圧雪バーンの優しさが身にしみる。駐車場に着く頃には16時半をまわっており、雪がちらついていました。朝は快晴だったのにね!

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前山からの滑降のトラッキング。もっと尾根筋を忠実に南東に落としたかったのだけど、開始早々かなり急なバーンにはいりこんでますね。トラバースを終えてからはまあまあいい感じに落とせました。視界ゼロで爽快感はなかったけど!
スキーも奥が深くて楽しいです。


冬は楽しいことが多すぎ!
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2017 3/12 荒川出合 3ルンゼ ブライダルベール左の滝

ブライダルベールの左奥(右岸側)に2PのVIクラスの滝があると聞いていたので、二日目はそちらへ行ってみることにしました。


前日に偵察した感じでは丸々太って登れそうでした。しかも前日に"ブラべ"の核心ピッチをリードしたペコマが「今日はちっぺdayで良いよ」と言うのでワクワクさんです!
でも一応確認してみたら「両ピッチリードして良い」というわけではないみたい^_^;

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朝ご飯を食べてテントを撤収。幕営したところは路肩が広くなっていて、はたらくくるまもビバークしてました。


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3ルンゼ出合にはチャリが2台あってすでにブラべに取り付いているパーティが居ました。そこから左へ回り込んで行ったところに、ありました!3段になっているけどこれで1P分かな?2P目らしきものはとりあえず視認できません。


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その更に奥も凍ってるけど、つららは細くかろうじて地上に届いてるくらい。。これはやばそう!


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でもこっちは何とかなりそう。今日はちっぺdayということで、1P目と2P目、どっちが面白いのか判断つかないからとりあえず1P目をリードさせてもらうことにしました。


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1段目はシャンデリア状ですがそれほどスカスカでもなく、表面のつららを2層ほど壊せばすぐ良い氷が出てくる感じ。隠されたホールドに狙いをつけて手前の氷を叩き壊し、アックスの確かな感触を感じて「ひゃっほー」とか言いながらカウンター。たのしー!


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ってエキサイトしてたら、落氷に耐えかねたペコマが「もう無理」って言ってビレイ点を作り直し、ハングの下に逃げ込んで行きました。

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1段目のバーチカルを抜けていったん傾斜が緩むと2段目全体がよく見える位置に来ます。む?これは下から見た感じより悪そう・・。
ハング下に育った氷は上5メートルくらいを除いて完全に岩から離れており、厚みもあんまり無い様子。氷柱状の真ん中は水がしたたっていて微細なクラゲの集合体、ラインにはし難い。行くなら右か左だが、どっちも結合の甘そうなつららの集合体。右か、左か・・右か、左か・・。よくよく見ていたら右のほうが若干氷が白くて硬そう。上部は右側に岩が迫っているので、直上した時より早く安心できるのも右側だ。右に決めた!

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シャワークライムで毛手がすぐさま濡れ始めるが、気温が高くあまり気にならない。
しかし出だし10mくらいは思った以上にスカスカ!何度もアックスをふりながら、このまま壊し続けてたら全層なくなっちゃうんじゃないかと思うくらい。スクリューもガリガリいってくれるのは初めの数センチのみ。あとはスカスカスカ〜・・。何度かトライして、疲れるから諦めた。安心できるプロテクションがとれるまではそろりそろりと攀じ上がり、ヒヤヒヤしながら危険地帯を突破。ふぅ〜しびれた!


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3段目はとくに難しいところはなく、ロープスケール45mほどで1P目終了。あ〜楽しかった!!


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そして、あった!2P目あった!!こちらも短いけど面白そうです。

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情報の少ない場所を登るのはワクワク感が違うね!



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絵になる!けど木が邪魔!



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サクサクっと登り、お昼前に登攀終了。右岸側の木で懸垂して、奥に見えていたヤバそうな滝のラインを降りました。



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だから昨日に引き続いての晴天の中、美しい北岳バットレスを眺めながら、




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こーんな恐ろしい下降になってしまいました。




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2回目は滝の途中でアバラコフ。実地ではじめてアバラコフフックを使ったペコマは超楽しそうです!


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今シーズン、まとまってアイスをやってみて、自信もついたしアイスクライミングというものが何となくわかった気がしました。ヘルムケンフォールズみたいな奇妙奇天烈な凍り方でない限り、自然のアイスがハングすることはまずないので、難しさという点ではデシマルにしておそらく5.11くらい止まり。真面目にやっていればすぐに最難クラスに到達してしまうのでしょう。つまりその先にあるのはミックス、ドライ。「氷パート=癒しパート」というのも今なら納得できる気がします。
でも難しければ良いというもんでもないし、氷にはいろんな質があったり自然の造形美があったり、年や時期によっても形や難易度が違ったり、アイスならではの面白さがあるんだと思いました。
とりあえず、これでまた山の行ける範囲がぐっと拡がったと思います。

次の週末は層雲峡の予定。
そして4月はもっともっと山に行こうと思います!
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2017 3/11 荒川出合 3ルンゼ 夢のブライダルベール アーリースプリング

かの有名な"ブラベ"がよく凍ってるという情報を得て登りに行きました。


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開運隧道から荒川出合まで9kmの林道歩き。トレランシューズで行きました。

先週ついにThe North Faceのアイシクルビブが見るも無残な壊れ方をしたところに、タイミングよく認定山岳医ユニフォームとして団体購入したPeak Performanceのヤッケが届いたので、早速この週末にデビューです。

足が全開に開くので暑くても大丈夫!たぶんアイゼン履いたままでも着脱可能。あと、トイレは背面サスペンダーを外すタイプでこちらも使用感GOODでした。
何より素晴らしいのは、ペコマとのペアルックからやっと卒業できたことだね!


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荒川出合から先は正にシーズン初めの除雪の真っ最中で、はたらくくるまの脇をすいませんって感じで通りながらアプローチ。出合から3ルンゼまでが思いのほか近くて通り過ぎてしまい、3ルンゼより上流にテントを設営しました。
登攀準備して"ブラべ"へ。おー!凍ってるねー!


シーズン初めから比べたら格段に慣れてきた今。かの有名な"ブラべ"も威圧感ゼロ。1年前にはこんなのリードするなんて想像もつかなかったのにな。行けるところが広がるって本当に素敵!
・・っていうか、今年のブラべが成長しすぎなんでしょう。核心の2P目も全面氷結してて寝てるし、なんか簡単そうです。グレードはよくわからないけどVIとかないでしょう。
こうなったらポーラーサーカスとか、でかくて長いのを登るつもりでスピードアタックだね!目指すはユージさんのNoseスピード記録超え!(むこう1000mでこっち100mだけどね!)


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とか思ってたら2P目を賭けたじゃんけんに負けてしまった。。
やっぱりじゃんけんは気持ちだ。
ということで1P目をちっぺリードでスタート!

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ペコマのストップウォッチで計測とかしてみる。結構頑張ったのに、それでもリード30分近くかかってしまった。
氷は硬くて表面が割れたりするけど安心感バツグン!


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高度感最高!北向きだから日当たりを気にせずお気楽で登れます。この薄暗い感じ、露出感、なんかカナダで登ったルイーズフォールに似てる!


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そして2P目。ペコマリードです。流石は「アイスは簡単」「動きが単調で面白味を見出せない」と豪語するだけあって(笑)、楽そうにサクサク進んで行きます。


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フォローで登る。シャンデリア状とはいえ、つらら同士がよく結合していてサクサク登れる。でも楽しい。やっぱりじゃんけんは勝っておくべきだった。いついかなる時もじゃんけんには勝たなければ駄目だ!


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ペコマは某氏の記録を読んで「ビレイは灌木」と信じ、某氏の真似をして「残弾1になるまで叩き込んだ」そうだが、「えー、灌木まで行けないし!」ってなったそうな。
見ると確かにトラバースは悪そう。最後の数メートルは傾斜が寝て易しいし、この悪いトラバースをする位ならスクリュー残してランナウトするよね、って感じだ。
「念のため1個残しといてよかったよ〜。だからこのビレイ点ね、すごく微妙だよ!」と楽しそうに語るのだった。



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ラストのピッチはちっぺリードで、フォロー合わせ14時半くらいにトップアウト。登攀開始が約10時半だったから4時間かかっている。この10倍はあるNoseの記録に遠く及びませんでした!!


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懸垂はブラべとアーリースプリングの間の灌木帯を降りて、70m2回で地上まで。いっぱい木を折ったりして奮闘的な下降でした。新しいヤッケが早くも真っ黒!(涙)


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この時、時間は15時半。まだ暗くなるまで2時間半ある!ということで、ヘッデン二人で1個なのにアーリースプリングに取付きました。後で知ったけど、上を登っているのも青鬼の二人でした。
結氷稀というアーリースプリングですが、この日はとても安心感のある厚い氷でただただ快適なクライミング。でも夕闇迫ってるのと2Pで登ったのとでふくらはぎ激パンプ、息も絶え絶えトップアウト。


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懸垂はさっきと同じラインで降りましたが途中で完全に陽が落ちました。ヘッデンは1人1つ持った方が良いよね!
ということで充実の1日でした!


明日はついに本命にトライ!
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プロフィール

chippe

Author:chippe
chippeのブログへようこそ!
2006.10 山歩きをはじめる。
2007.9 クライミングをはじめる。
山岳同人「青鬼」所属のゆるふわクライマー。

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