2017/9/2〜10 イタリア オルコ谷 〜 Orco Valley 宿, 食事, 日々の暮らし編

実はイタリアミラノ、今回が初めてではありません。
大学生の時、マッターホルン狙いで行ったヨーロッパ旅行の最後に、数日だけ訪れています。


スイスから、ひどく雑で英語からきしダメのイタリア人が運転するバスで入国しようとしたら、国境近くで訳も分からず数時間待たされ、(そういやみんな諦めてトランプとかしてたな)やっと入国したけど英語が通じなくて憧れのアルコには行けず。ミラノだし、と期待して安いレストランに入ったら、味はいまいちな上に店員の態度が最悪。最後は金が底をついて水すら買えなくなり、どうにか行った街外れの岩場でマルチやったら脱水で意識が遠のき・・・・。取り付きで最後の水分としてとってあった350mlの缶ビールを飲んだ、けど美味しくなかった。そんな苦い思い出しかありません。

というわけで、はじめお誘いを頂いた時は「おぉ、ミラノか(笑)」「あのヤバいとこ(笑)」という間違った感想を抱いてました。


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さて今回は、ちゃんとした大人の旅だし、頼れる友人たちが宿もスケジューリングもバッチリしてくれていたので何の不安もなく、世間一般の方が想像するような"憧れのMilano"(?)を満喫して来ました。


まず、今回の旅では色々あって計3つの宿に泊まりました。

到着した日は夜遅かったので、Milano Malpensa空港の近くに1泊しました。
空港から6kmほどのところにある"Sempione Hotel Ristorante"です。

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綺麗なレストランホテルで英語対応可能スタッフ完備!(笑)スムーズにお部屋へ。5人がゆったり寝られる広々としたかわいい屋根裏風のお部屋でした。これで1部屋15000円以下です。

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wifiもばっちり。

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夕食は1階のレストランで。入国祝いなので豪勢にいきました〜。


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フォトジェニック!

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翌朝は6時半からモーニングブッフェを利用できました。別料金だったかな。コーヒーマシン、数種類のパン、マフィン、ヨーグルトやグラノーラ、果物などなど大充実。


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テイクアウトできるスナックやプチスイーツも沢山あったので全種類持ち帰りました。ここでgetした行動食は結局最終日までもってたな(もらいすぎ)。



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翌朝レンタカーで移動し、いよいよベースとなるCeresole Realeの村へ!2つ目の宿は超かわいい系の貸別荘みたいなとこでした。こちらではChalet(シャーレ)っていうそうです。

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ベッドルームが2つあって、5人で十分広々使えるリビングダイニングがあります。キッチンは少し狭いけど調理器具は充実しておりなんでも作れる。シャワーは水周りスペースの一角に簡単な仕切りがしてありましたが、たまにお湯出なくて寒かった^^;

でも街の中ほどにあるし大人数でワイワイやるにはとてもいい宿です。7泊で€1170、一人当たりだいたい1泊4500円くらいです。


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そしてこのスーパーにはホントにお世話になりました!ほぼ毎日買い出しに行ってたし、お店の英語喋れるにいちゃんがとても良くしてくれました。一見するとただのお土産屋にしか見えなくて初めは分かりにくかった。。


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店内はコンビニくらいの広さしかないですが、酒も生鮮食品も充実してます。そしてお土産が共存してるこの混沌とした感じも素敵☆
とにかくワインが安くて美味しくて翌日に残らなくて最高でした!


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たぶん日本でいう「○●商店」て感じの場所ですが、生鮮食品の品揃えはさすがイタリア。


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生ハム、サラミも切り売り!巨大なミートスライサーに惚れ惚れしました。日本だったらデパ地下行かないとないよね。それがこんな田舎町の商店に。そして驚くほど安いんです。ざっくり、日本の1/4くらいの値段だと思う。。


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チーズももちろん切り売り!ハムより割安かも?その地域特有の「地チーズ」なるものがあるので、聞いたことない名前のチーズが並んでいます。この"TOMA"というチーズはCeresole Reale産だそう。熟成度合いによってソフトからハードまであり、どれも違う味わいでとても美味しかったです。テイスティングさせてくれるのも超嬉しい!


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夜はパスタ作ったり。


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朝はパンにハムにチーズ。昼もこのパンとハムとチーズでサンドイッチを作って持って行ってたので、ほぼ毎日3食ハムとチーズを食べ続けてました。この1週間で一生分のチーズを食べたかも知れません。。


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そして3つ目の宿はこちら!Ceresole Reale村の入り口あたりにある立派なホテルです。


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Sport Village Hotel "La Casa del Re"。小さなレストランカフェ併設で一応食事もいただけるようですが、私たちは利用しませんでした。


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気持ちのいい芝生の前庭。村の入り口にほど近いので、Sergentの岩場が少し見えてました。

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大きな駐車場があります。オープンテラスで一杯やるのも気持ちがいいです。

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お部屋は2人部屋と4人部屋をとって、2人・3人に分かれました。2人部屋が1泊12000円くらい、4人部屋が1泊24000円くらいでした。立派なキングサイズベッド!

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前の宿のようなアットホームな感じではないですが、綺麗なホテルでアメニティも充実してました。


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自炊は出来ませんが、ハムとチーズとワインで4人部屋で毎晩のように宴会はしてました(笑)。

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ハムも色々種類があって味わいが全然違うので全く飽きません!


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スーツケースのダイニングテーブルで宴会や、朝食、昼の行動食作りが日課でした。


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夕食は一晩だけ、ホテルの隣にあるレストランへ行ったりもしました。どこへ行ってもお通しで必ずと言っていいほどチーズとハムが出て来ます。文化ですね〜。


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パスタもさすがに美味しかった!英語は全く通じなかったけど、ジェスチャーでなんとかオーダー出来ました。あと"モルト(力強く言う) ボーノ!"は、店員さんといい感じになる大事な合言葉です。


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結局5人での集合写真を撮り損ねてしまい、最後に空港で撮った写真。過ごしやすい街で美味しいものを食べ、毎日楽しくクライミングした1週間でした!次からは岩場のレポートです。
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2017/9/2〜10 イタリア オルコ谷 〜 Orco Valley トラッド、スポート、ボルダーと揃った本格クライミングスポット

カナダSquamishから帰国してすぐですが、今度はイタリアのオルコ谷というところへクライミングに行って来ました!

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今年の3月頃、クライミング仲間のTさんに誘っていただき二つ返事でイタリア行きを決定。
海外は今まで3人が最大人数でしたが、今回は総勢5人のワイワイ旅でとても楽しかったです。

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日本人にとってイタリアの岩場といえばドロミテかアルコですが、ここオルコは日本人にはほとんど知られておらず、日本語の情報を検索してもほぼ出て来ません。でもヨーロッパのクライミングエリアとしてはある程度知られているようで、イタリアの北西部に位置しフランスとの国境近くにあるGrand Paradiso国立公園を中心として岩場が点在しています。

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メインエリアとなるSergentは300mくらいのgneiss(片麻岩)の1枚岩で、様々なサイズの美しいクラックがよく発達し、フェイスやスラブもあってまるで花崗岩。国際Trad climbing meetingが開かれるほど、たくさんのマルチピッチが楽しめるエリアです。

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その他にも、ベースとなるCeresole Realeの村からちょっと車を走らせると、道路脇にアプローチ0分のスポートエリアがあったり、岩資源は豊富です。岩場では、地元のクライマーだけでなくフランス人やイギリス人にも結構会いました。10日間の日程で、クライミングできたのはうち6日でしたが、当然のごとく、全然時間が足りませんでした。最低でもあと丸1週間は欲しかったですね。

移動はもちろん、大人の直行便で。片道約11時間です。Alitaliaで成田からMilano Malpensaへ。

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私は2週間前にエアカナダに乗ったばかりだったのでつい比べてしまいます。エコノミークラスの客席は狭いながら、初めからネックピローとブランケット、ヘッドホンのセットが置いてあり(エアカナダはしばらく待ってやっと配られる)、ドリンクサービスもやや充実(毎サービス時、ワインとコーヒー完備!)。ただ、せっかく初めからヘッドホンがあるのにオーディオは離陸後しばらくしないと使えないのが残念ポイントでした。
あと、映画の充実度はエアカナダの方が断然上でした。


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機内食はさすがイタリア、おいしかったです。そして夕食にも朝ごはんにも当たり前のようにハムとチーズが出て来ます。しかしこの後1週間に渡ってひたすらハムとチーズを食べ続けることになるとは、この時まだ知る由もありませんでした・・!


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空港でレンタカーピックアップ。今回は航空券やら何やらみんなお任せしてまるでツアー旅行のようなお気楽旅をさせていただきました。レンタカーはB.RENTというところだったのですが、空港にカウンターのないレンタカー屋さんで、電話をして空港までシャトルバスで迎えに来てもらうという(イタリアはなかなかに英語の浸透してない国)、のっけからちょっとハードル高い感じで旅が始まりました(笑)。

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レンタカーは5人で2台。契約の関係で旅行中はずっと私がチッペコカーのドライバーでした。右側通行はカナダで慣れてしまっていてむしろ楽でしたが、標識が全てイタリア語なので何が何だかわかりませんでした。フィーリングで運転しました。
また、地元民はみんな驚くほどスピード出すしガンガン煽ってくるので、狭い田舎の山道は特にこわかったです。


空港から2、3時間のドライブでCeresole Realeの村に到着します。村からはLevanneという山が見えていてキレイでした。
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毎日の食事や宿、お店などについては次の記事で紹介します!

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Squamish クライミング 2017/8/17 Angel's Crest

Squamish Selectの2012 editionは綺麗で整理されていてとても見やすく、いつまで見ていても見飽きない。

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日本も海外も含めて、今まで見たことがあるトポの中で一番質が高いかも知れない。
事前にパラパラめくってめぼしいルートを選んでいたとき、ちょっと気になって印をつけたのがAngel's Crest.だった。

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お花の手入れが行き届いた美しいスコーミッシュのダウンタウン。


"One of the most"のニュアンスが私は未だによく分からないが、とにかくチーフを登る5.10台のルートの中ではかなり長くてアルパインチックなルートらしい。ルーファイ核心とか書いてある。

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右からFirst Peak, Second Peak, Third Peak.

チーフにはガリーを挟んで3つのピークがあるのだが、そのうちの1つ、"Second Peak"に突き上げているリッジを登るラインだ。

The Grand Wallは西面の広大な一枚岩のど真ん中を登る爽快なラインだが、壁の2/3ほどのところでバンドに当たって終ってしまう。やっぱり山頂に直接突き上げるラインが最も理想的なラインだと思う。
でも、他にもやりたいのは色々あるし、"アルパインチック"というのがちょっと引っかかった。わざわざスコーミッシュでそんなルートをやらなくてもいいかなとかいう気持ちも出て来て、いつしか選択肢の中から抜け落ちていた。


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急峻なナイフリッジ!Angel's Crestの上部。


すると、スコーミッシュ二日目にMercy Me上で会った地元の二人組が「Angel's Crestは行った?ローカルクライマーは必ず行く超オススメルートよ!」と言う。何だろうそれは、と、トポを見返すと付箋が付いており気がついた。ああ、あのアルパインチックってやつか。


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乾燥しすぎて山火事頻発。焚き火禁止だよの看板。


でもオススメしてくるくらいだから、ヤブこぎ上等浮き浮きロックんロールな感じじゃなく、きっと安定しているのだろう。つまり日本の感覚の"アルパイン風味"とはどうやら違うようだ。
たしかに"Jalpine"とは書いてなかったな。


というわけで、ビビアンとの綿密な作戦会議のもと、The Grand Wallの翌々日にAngel's Crestへ行くことが決まった。

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このルートはチーフの北面を登る。Apronの駐車場から未舗装路に入りチーフの北側へ回り込む。トポの通り600mくらい走ったところで車を停めて降りると、ものすごく親切な看板がすぐに見つかった。車はテキトーにpull outに路駐。


この日も順番待ちを回避したかったから4時に起きた。アプローチ開始は5時40分でまだ暗いので、この旅初のヘッデン稼働。
しかし辺りを照らして赤布を探す手間はなく、点々と続く反射板を追っていけばいいだけだった。

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ほどなくしてハングした壁にぶち当たり、左へ回り込む。取り付きに着く頃には朝日が差してきた。タイミングばっちりだ!

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ルート取り付きにはまたプレートが付いてるので一目瞭然だ。ラインどりは両サイドからまくと簡単なようだが、ど真ん中をいく5.10bで登ることにした。6時半、ちっぺのリードで登攀スタート!


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出だしのフェイスは露出感があって面白い。ハングを越えるとすぐアンカーがあるが、そういえば1Pか2Pで登るってトポに書いてあったと思い出す。
アンカーを通過して上のスラブへ。ヌンチャクが足りないけど間引いて行けばいいか・・と思ったが甘かった!
わ、悪い!すごく悪い!
やっぱりスラブは侮れない。ロープドラッグに抗いながらハイステップのスメッジングでだましだましずり上がる。
余ったカムをボルトにかけてクリップしつつ何とか難所を切り抜けた。
朝一から痺れたー!


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続く2P目がこのラインのハイライト、"Angel's Crack"。5.10b。天使の翼のような巨大フレークの上を登っていく。
ビビアン、余裕のOS!絵になるなぁ。

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左手は切れ落ち、North Gullyの谷底まで丸見えな高度感。


3P目から上もちょい歩きを挟みながら随所に5.10aくらいが出てくる。雰囲気は瑞牆のマルチだが、瑞牆より全然すっきりしているし登りごたえがあってダレない。途中から地元クライマーペアと合流した。我々の"フォー!"コールがツボにハマっているようだ。

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ルーファイも1箇所を除いては特に迷うところはなかった。

「君らのその、"wooo!"は、なに、日本語なの?ww」とのたまう面白いにいちゃんは、Angel's Crest 2度目だという。笑い上戸なおばちゃんを連れてオールリードしている。

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マウントガリバルディが目線の高さに!

「叫びやすいでしょ、『フォー』は。楽だし疲れない。問題なく進んでれば『フォー』を使って、それ以外の時(例えば観光客が興奮して一緒になって"フォー!!"って言い出すとか)のみ、日本語使うのよ」と教えてあげた。彼らは"You're like wild birds !"と喜んでいたが、「確かに、君らのその"style"(スタイル??)、いいね。言葉で言っても逆になに喋ってるか分からなくて混乱することよくあるもんね!」と理解を示してくれた。
フォーコールが国境を超えた瞬間である。

この後も"フォー!"のたんびに笑ってたけどね!


8ピッチ目を終えるとしばしの歩き。なんだこのトーテムポール!
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ルートもいよいよ後半戦。しばらく登ると"The Acrophobes"(日本語で"高所恐怖症の人"(笑))という名のナイフリッジがみえて来た!テンション鰻!!


ここから先しばらくはレッジを登ったり降りたりの繰り返しになる。このピッチの途中で10mほどの懸垂が出てくる様だ。ピッチを切ってもいいけど、多分ロープが余るのでフォローでセルフロワーダウン(専門用語?ではlower out)でいいかな、と思い、ビビアンにリードを行ってもらった。

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しかし全くプロテクションのないレッジに苦戦するビビアン。まさに"Acrophobe"になってしまっている。
ナイフ状とはいえ、先端は50cm幅くらいの歩けるレッジになっているし、露出感はハンパないものの、落ちるようなところは全くない。それでも日本だったら、確かにボルトの1つや2つ設置するのだろう。なかなか先へ進めないでいるビビアン、クラックが出て来たところでカムをセット!それによりロープが屈曲して進めなくなってしまった。懸垂アンカーはまだ見えてないという。
やはりあまり慣れていない人にとっては、このルートは少々まごつくポイントがあるのかも知れない。


でもその恐怖心こそ普通。単なる慣れの問題だし、私だって数年前はそうだったから、気持ちはわかる。

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ピッチを切ってもらい後続する。高度感がすごくて、空を飛んでいるようだ!後ろで陽気なにいちゃんもフォーフォー言っている(笑)。


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眼下にはこの絶景だからフォーの一つも言いたくなるよね。


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ビビアンがピッチを切ったすぐ2mほど先のレッジの裏側にアンカーはあった(笑)。ここでまたピッチを切り、ムンターでビレイしてそのまま下の快適そうな大テラスに吊り下ろした。やはり懸垂は10mくらい。


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この先もアップダウンが続く。FIXロープを頼りにまた7、8メートル降りたところから、再度登り返すところでルートを誤る。今までの快適な白く硬い岩から一転して、脆そうな岩茸だらけのハングを恐る恐る乗っ越したら、荒涼としたぶったちハングが行く手を阻んでいた。
間違ったかーと思っていると、後続のにいちゃんが「そっち違う」と教えてくれた。

ここでさらに1パーティ、後続が来て3パーティがひしめき合う形となった。


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ルーファイなどの核心部は多分このアクロフォブの周辺なのだろう。最後は快適な岩登りで頂上まっしぐらだ!


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後続のにいちゃんに先に行ってもらったら、最終ピッチリード中に上から写真を撮ってくれた。「5.13登ってるみたいにかっこいいぜ!」って言ってたけど、うーん。高度感がイマイチじゃない!?(笑)いや、写真は難しいの、よく知ってる^^;


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15時半頃、登攀終了!眺め最高だねー!!


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深い深いNorth Gullyを挟んで向こう側に見えてるのはチーフのThird Peak。トレッカーがたくさんいた。


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ロープを解いてから、ホテルで作って来たチポトレピーチのサンドイッチでアフタヌーンティータイム♡♡ はー幸せ♪


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帰りはSecond Peak Trailを降りる。First Peak Trailに比べると格段に道がよく、トレッカーもたくさんいた。人気があるのだろう。


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で、ゴールはFirst Peak Trailと同じ。Grand Wall Baseの方へ降りて来てしまうので、そこからチーフの基部をひたすらひたすら北へ歩いて戻る。結構歩く。途中、Apronの麓のボルダー群の横を通過した。見事なクラックボルダーと、その上にそびえ立つSecond Peak。あー、ボルダーもしたいんだよなー。


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明日は丸1日登れる最終日。少しセンチメンタルな気持ちになって空を見上げると、抜けるように青かった。
Squamish Blue!!
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Squamish クライミング 2017/8/16, 18, 19 Murrin Park / Pet Wall , Milkman , Nightmare Rock ほか

The Grand Wallで疲れ果てた翌日はアクティブレスト。Murrin Parkでゆるゆるっとショートルートをやってお茶を濁すことにしました。

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ホテルのお部屋風景。


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ゆっくり起きてカフェで朝ごはん。Zephyr Cafeは朝6時半からやってる人気カフェ。


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Murrin Parkのゲートも7時まであきません。どのエリアも綺麗なトレイルを歩いて5分程度。この湖は連日キャンパーで賑わってます。


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自由人になってカナダでバム2ヶ月目の青鬼"まっちゃん"と、某人気ノンフィクションでスーパーアルパインクライマーとして一躍話題になり、今はハイパーメディアクリエイターとして大活躍中の"やなぎくん"と合流して4人でワイワイ登りました。
こうしてるとカナダで登ってる感じがしませんね。

この日は、Petrifying Wall (通称Pet Wall)へ。ロクスノでユージさんがおすすめしていたルートを見学します。

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5.12cのトラッドルート、"Flight of the Challenger"。圧倒的なハング、上部に延々続くシンクラック。密かに狙っていましたが、やはりこの日程では手に余る大物感。これは次の機会かな、って思っちゃいました。


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Pet Wallに先についていたやなぎくんたちが「5.10cに見えたけどトポ見たら5.11cだった」、という★2つのルート(SQUAMISH SELCTでは★1つはつまんない、★2つもまあまあ、程度の評価)"Food Frenzy"をやるというので、一緒にやることにしました。


やなぎくんのトライを見れたので、なんとかFLできました。下部はボルダリー、上部はバランシーでとても面白いルートだと思いました。★2つはかわいそうだなあ。

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"Burning Down the Couch (5.11d) "

でもエリアの左奥の方へ行ってみて、その理由がわかりました。ここは二子山の弓状エリアのように向かって右方へと斜面が上がっており、左下には30m超の大岩壁がそそり立っているのです!これはスゴイ。やなぎくんとまっちゃんは5.11dのTOP100ルートにトライしてました。絵になるー!


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"Pleasant Pheasant (5.11a)"

いやー。もう、岩がありすぎて、当たり前だけど1週間じゃやりたいことの1割もやりきれません。こりゃ来年も来るしかないね。

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この日の夜はやなぎくんとまっちゃんが幕営している、Smoke Bluffsの奥にあるテントサイトにお邪魔して手料理をご馳走になりました。ここはホットタブも使えるしWifiもバッチリだそうで、長期滞在するならかなり良さそうなかんじ。

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みんないい顔☆


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1日マルチを挟んで、フライトの前日もMurrin Parkでした。そしてまたまたやなぎくんたちと一緒です。



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この日は16日と違ってかなり元気だったので、ちゃんと色々登りました。
まずはMilkmanエリアに行って、2年前の宿題を回収です。

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TOP100ルートの"Horrors of Ivan (5.11c)"。
ボルトとNPのミックスで、ダイナミックなムーヴがとても気持ちのいいルートでした。


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隣にあるこのMilkman 5.8もオススメ。初心者でも、リードで外岩の立体的なムーヴやトラッドクライミングの爽快感を味わえる、とてもいいルートだと思います。


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この後、2年前には濡れていて見学のみだったNightmare Rockに行きました。
その時見た威圧的な大ハングと、天に向かって真っ直ぐに伸びる美しいクラックが忘れられず、もう一度見たかったからです。
やっぱりスゴイ。そして今回はちゃんと乾いてます。


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さて、まずはTOP100ルートの"Perspective (5.11a)"にOSトライです!

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パンピーな核心部をなんとかねじ伏せてOS。やっぱりトラッドのOSトライは格別です。


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その左隣りにある綺麗なクラックを、ロワーしながら偵察。これもTOP100ルートの"Sentry Box" 5.12a。まっちゃんとやなぎくんもやるというので3人でトライしました。
やなぎくん、まっちゃんのトライの後に、1便目。予報通りなんだか雲行きが怪しくなってきたから急ぎます。
出だしはハング下まで5.10aが付いている気持ちのいいハンドクラックです。


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上部のフィンガーに核心があります。ガバフィンガーが見えてはいるけど、そこまでの数手数歩がかなり悪くて果てしない雰囲気。それに気のせいかポツポツ来てて集中できない(笑)。

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あーー。悪い!と、ついに雨が降り出して来てしまったのでとりあえずエイドで抜けました。

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でも降りるとすぐに雨はやみ、岩はほぼ無事。暗くなる直前に駄目押しの2便目を出しました。ゆるくないシューズにかえてみたらこれが正解で、岩の状態も明らかによくなっていたせいかムーヴが起こせます。目一杯リーチを出して、果てしない距離に思えていたガバフィンガーに届いた!後は難しいところもなく、確かに5.12aって感じです。これは登れそうだ!


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この日の夜はラストディナー!3度目のHowe Soundへ!ひとつひとつのメニューの量が多くて女2人じゃ食べきれないので、食べてみたくても我慢してたメニューが色々あったのですが、今日は頼もしいメンズが2人も居るので楽勝です!
ラストディナーを満喫しました。


最終日、フライトの日の朝、ビビアンに付き合ってもらってSentry Boxへ。飛行機を逃したらヤバイので1便だけ、という約束でしたが、この日1便目で無事RPできました。フィンガークラックでいったら最高グレード更新です!


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"Hypertension 5.11a"。ヤバそうなリービ課題・・


最後の最後までSquamishを満喫!最高に楽しい女2人旅でした☆
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Squamish クライミング 2017/8/15 The Grand Wall 5.11a A0 Stawamus Chief

2年前は雨のため、結局取り付く機会のなかったThe Grand Wall.
The Stawamus Chiefの西壁の真ん中を豪快に登るTOP100ルートです。

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ピッチ数は8ピッチ。左上からレッジを歩いてトラバースしてMercy Meからスタートするのがオリジナルなのですが、せっかくなら地上から登りたいので、ルートの直下にあるApron Stringsから継続して、下部に2ピッチ分追加し、合計10ピッチで登りました。
グレードは5.11a A0ですが、うち8ピッチは5.10以上で核心の5.11aのピッチは連続で2ピッチ出てきます。

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また、トライした日本人の記録を読んでいる限りでは、知り合いのつよつよさんが苦労していたり、身長180cmの人がぱっつんな5.10aが出てきたり。エイドパートも男性のリーチでボルトに立ち込んでやっと次が届くみたいな書かれ方で、身長160cmアンダーの二人組では手に余る匂いがプンプンします。
トップアウトした後も恐ろしげな狭いバンドをしばらく歩かなきゃならないみたいなので、なるべくヘッデンは避けたいところ。でも記録の人たちは結構暗くなっちゃってるみたいです。

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それに、エイドなんでもアリ前提のNoseと違って、ちゃんとフリーで登れるところはフリーを追求したい。もちろんなるべく全ピッチOSしたい。

つまり、私たち二人にとっては挑戦です。

とりあえず後これから出来ることといえば、早起きくらい。1ピッチ1時間目標!ここは15時間明るいので、夜明けとともに登り始めれば何とかなるハズです。

ビビアンとつるべということにして、まずApron Stringsの1P目からちっぺのリードでスタートしました。
ギアは60mダブルロープX2、エイリアン黒〜キャメ4まで2セット+ナッツ、ヌンチャクスリング類。水は各自腰に400cc程度提げて、フォローの25Lザックに1L入れました。あとはバー少しと、防寒具、アプローチシューズ、ヘッデン。
登攀開始は6時半。もちろん一番乗りでレッツゴー!

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朝一5.10bのレイバックは疲れた。割と悪いんです。でも3P目まではすでに一度登っているのでつるべでスムーズに進みます。

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すると、2P目終了点のレッジで先行パーティとぶつかりました!彼らは日本から来た大学生だとか。左からレッジを歩いてきてMercy Meからスタートしたようです。でも遅いパーティではないので、ビレイ点をちょっと共有するくらいでストレスはありませんでした。

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振り返れば足元にはHowe Sound。これは塩湖だそうで、湖と海の中間なんだと思います。


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4P目をビビアンがリード。Mercy Meはここからさらに左上しましたが、The Grand Wallは2ピン目から右へと離脱しトラバースします。目指すハイライトの"Split Pillar"は右端に見えてる浮き出た岩塔です。


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4P目最後の一歩が結構悪い。トポには5.9 moveって書いてあります。身長155cmの短足ではぱっつんです。


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この時点で8時40分。登り始めて2時間。ペースはまずまずです。
5P目は5.10bのフェイストラバースをこなしたあと、垂壁のエイドがボルト3つ分あります。私もあまりに久しぶりのエイドで最初まごつきました。でもボルト感覚は、30cmスリングにしっかり立ち込めば充分次が届く距離感で全く問題なし。
フォローで戸惑うビビアンに口頭で説明し、登ってもらいます。ダブルロープなので、ロープごぼうも使えて便利です。


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そしてついに、The Grand Wallのハイライトともいうべき、美しいピラーの真下にきました!!
その名の通りSplitしてるのによく崩落しないよね。
先行二人がはるか上に小さく見えます。30m強はあるでしょうか。
いーなービビアンリードいいなー。

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9時半、登攀スタート!出だしは結構細くて足もスメアなレイバック。スコーミッシュにきてからはレイバックの応酬です。途中から広くなってきてジャムが手も足も決まるようになるけど、傾斜は立っている。長さもあるので、ビビアン途中であえなくテンション。
途中からエイドで上がりますが、なかなかスピードが上がりません。でも先行の大学生二人組も続く5.11aの核心ピッチでハングドックしているようで、しばらく上のテラスにいました。悪そうだなー。


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フォロー開始は10時半。ちょっと時間が押してきてるので、エイドもありでスピーディに。息が切れますが非常に気持ちのいいピッチです。途中上を見上げると、先行のリードがしめ縄みたいなごんぶとロープを男らしく登っていくのが見えました。何アレ!?(笑)
もしかして、エイドパートに残置ロープあるの!?


私がテラスに着く頃には、先行はフォローも含めて次のピッチへ抜けていました。さて、こっから核心ピッチ開始です!


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11時、登攀開始。出だしは簡単なレイバック、そしてここからは細くて甘いエッジのバランシーなレイバックです。見事にレイバックばっか!足が悪いので、ムーヴを迷っているとたちどころにパンプしてきました。足元にやっとのことで緑エイリアンをきめたら、もう突っ込むしかありません。すでによれて指が開きかけているので、とりあえずガバと信じてリップをつかみます。でも外傾してる。気にせずデッド気味に右手を寄せる。そして無理くり足をどっかにスメアして、奥に見えたクラックに手を送り、無理やりなマントル。でも体が上がりません。ズリッと下がる。ハンドが!見えてるけど届きません。「ウワーーーー!!!」と、力の限り叫びました。あの最後のエイリアン、止まるのかな?とかいう無駄な迷いがかき消されました。やっぱり声は有効です。
とりあえずがむしゃらにマントルを返して、第一核心を突破しました。


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しかしこの後もワンポイントムーヴの連続、しかも右へ左へ難しいルーファイを強いられます。よーーく岩を見ていると、浮かび上がるライン。まるでパズルを解いているかのようなゾクゾク感。一手一手進んでいきます。レストポイントがなくて前腕は崩壊寸前です。

すると、なんか上のピッチからも、「ア゛アァァァ!!ア゛アァァァ!!」という声が聞こえてきました。
・・彼らも頑張ってるな(笑)。

小さなガバをなんとか掴んで譲り合いのレストを試みるも、もはや回復困難。
そしてラストに、またまた駄目押しのレイバックか〜!!orz

もうしめ縄のような残置ロープは目の前ですが、見事に最後の最後まで休ませてくれません。
フルパワーで駆け上がり、なんとかロープをつかみました。
つまり・・・OSとは言えないですね(しめ縄は終了点アンカーよりちょい下まで垂れ下がってる)。
しかし、ルーファイに手間取りすぎてもう40分くらいかかっています。こっからはA0パート。力の限りスピードクライミング!しめ縄を掴み、ボルトに乗り、やっとの事で、リード開始から50分後に終了点につきました。
登り応えのあるピッチでした!


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ふーーマジ疲れた。と下を見やると、あれ、後続が来てる。早そうなパーティです。
ちなみにしめ縄がなくても、ボルト間隔はそれほど遠くなかったですよ。


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眼下の街を眺めながら、ビビアンのビレイ。やりきった感。しめ縄掴んだけどね(だってあったんだもん!)。

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荷物の重さに喘ぐビビアンを「ガンバー!!」と応援しますが、「もう頭もパンプして何したらいいかわからない!」とビビアン。
初めてのまともなロングマルチがThe Grand Wallなんだから無理もありません。しめ縄との死闘!
でも説明すればその通りやって、頑張って登ってきてくれました。後続は早くもSplit Pillarを終えてテラスでのんびりしてます。ツヨツヨサンダー!

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フォローのビビアンと合流し、核心ピッチを超えたことに安堵します。時間は13時。ちょうど1ピッチ1時間弱のペースで来ています。
でも今のピッチにはリード50分、フォロー50分かかりました。
次なるピッチは5.11aのレイバック。トポには"very strenuous laybacking"とあります。ビビアンの番ですが、「ちっぺリードして!」とビビアン。
荷物を持ってのフォローも辛そうとは思いましたが、なんかボルトいっぱいあるし大丈夫かな。
それにしてもまたレイバックか・・・。


ここをスムーズに抜けられれば、流石にもう暗くなる心配はなくなるでしょう。
ボルトいっぱいあるし、ただひたすら腕と足を動かし続けました。結構疲れたけど、さっきの5.11aのレイバックに比べたらだいぶ楽。
無事テラスへ抜けてOS!The Flatという名のでかいレッジに着きました。

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フォローのビビアン。おつかれー!あとちょっと!

続く9ピッチ目も、オーダーを元に戻すためちっぺがリードです。このレッジで後続のツヨツヨご夫婦と合流しました。あとで聞いたら、ボストンのジムオーナーで、子供を預けて来てるから16時までに下りたいんだとか。無理っしょ!

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ここもスラブは5.9ながらしびれました。進んでしまったら最後、フォールもクライムダウンも不可能。シューズの性能と花崗岩のフリクションを信じてひたすら遠くのボルトを目指すのみです。
ちなみにスラブを抜けた後のレッジ to ガバは5.10aながら届かず、エイドでした。

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後続夫婦に抜いてもらい、ついに私たちも最終ピッチ!ビビアンのリードです。大フレーク下部のトラバースがストレニでテンション。もう疲れ切っていると思いますが、最後まで力を振り絞って抜けて行きました。


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登攀終了は16時半!ちょうどぴったり10時間です。お疲れ様でしたー!


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でもまだ遠足は終わりません。左へ行くと、さらにいくつかルートがあって、ChiefのPeakに登ることができます。降りる場合は右へ。ここから"Bellygood Ledge"というバンドを歩いてトレイルを目指します。


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なかなかの高度感。お腹が出てたらつかえて多分通れません。


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帰りのFirst Peak Trailも気持ちのいいお散歩。早くビールが飲みたい!

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キャンプ場について、ちょっと歩くと車を停めたview pointの駐車場に着きました。テーピングを駆使して自撮り。登ったどー!


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あーつかれた。ビールはやく!

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ディナーはまたまたHowe Sound Brewing!この日はちょっと寒かったけど、登った壁が良く見えるテラス席で乾杯しました。
無事完登、おめでとう!明日からも楽しみです!



テーマ : クライミング全般(含ボルダリング)
ジャンル : スポーツ

Tag:海外クライミング  Trackback:0 comment:0 

プロフィール

chippe

Author:chippe
chippeのブログへようこそ!
2006.10 山歩きをはじめる。
2007.9 クライミングをはじめる。
山岳同人「青鬼」所属のゆるふわクライマー。

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