戸台での出会い

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先週末、山登魂のイサミくんと戸台で登った。
予報通り土曜の午後から雨が降り始め、途中から強雨となった。
それが一晩中続くものだから、翌朝には戸台川が増水し濁流となった。


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少し雨が弱まるのを待って下山を開始したら、行きにあった渡渉点は水没。かわりに行きにはなかったはずの悪い渡渉点が幾度となく現れて行く手を阻む。
上流側の堰堤まで辿り着くとゴールも近いように思われたが、右岸に渡渉しなければならないのに、出来ない。
広い沢床はことごとく濁流に呑まれ、無傷で渡れそうなポイントは見当たらなかった。
左岸にもピンクテープがあったので行ってみようかとも思ったが、地形図にない道だし下流で渡渉できる保証はない。

意を決し、濁流に突入しての渡渉を試みる。しかし水深が腿まで来た段階で撤退。
足をとられて流される図が容易に想像できた。流れが速い!
イサミくんとスクラムを組んで、再度突入。しかしやはり撤退。あと少しで胸まで浸かるところだった。

未だ見ぬ憧れの上ノ廊下って、水量が多い時とかこんなかんじなのかな。
すでに冬山の下山ではなく、増水した戸台川の遡行を試みているかのような様相だ。
そんなこんなで、結局左岸を行くことにした。


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ここも印こそあれど結構な崖。そして行く手には第二の堰堤。そこを渡渉出来なければいよいよ閉じ込められることになるだろう。
そんな楽しいやら悲しいやらの不思議な心境でたぷんたぷんになったザングツをひきずり歩いていると、そこに思いがけない"出会い"が待っていた。


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とったどー!!



この先の堰堤を越えなんとか渡渉出来たので、この立派なおかしらと共に無事家へ帰ることができた。



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というわけで、それからというもの彼と毎日一緒にお風呂に入っている。



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それにしてもこんなに素晴らしい姿で残っているものを見たのは初めてだ。角が立派なのは言うまでもなく、繊細な顔面骨の細部に至るまで綺麗に残っている。


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顔面骨の扱いは私の専門である形成外科の生業とするところだ。人間と似た部分や人間でいうとどこに当たるのかよく分からないところまで、どんなに見ていても見飽きない。ここが眼窩下神経孔?茎状突起が美しい・・!鼻骨がやたら長いなぁ。などなど。
繊細なパーツが多いため、100均で細かいブラシをいくつか買ってきて丁寧に洗っていくと、その美しい解剖に見惚れてどんどん愛着が湧いてきた。


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ネットで骨格標本の作り方を検索すると、大抵は小動物が対象で、それも肉を溶かすところから始まっている。今回のケースは天然の掃除屋バクテリアが細部に至るまで綺麗に肉の処理をやってくれているので、私がすることは最後の仕上げだけ。多少骨折しているところもあるので最終的にはニスか何かで補強して仕上げようと思う。


名前はまだない。
とりあえず"やまのかみさま"ってことにしておく。
快くゆずって(?)くれたイサミくんにも感謝!
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今年の冬はいろいろやろう。

毎年、長期休暇に合わせてステップアップ出来るような大きい目標を立て、それに向けたトレーニング山行を計画するというスタイルで週末が埋まっていた。


でも今年はペコマが島勤務でほとんどこちらにおらず、2人でトレーニングを積むことが難しい。
実際、常夏の南の島で冬山への思いを馳せたり厳しい冬壁へのモチベーションを保つことは難しいようだ。
ペコマからははっきりと、「今期は登攀はやらない」と言われた。


でも私は登攀がしたい。
一時は、自分の山行内容がより厳しさと危険度を増していくことに躊躇することもあった。でもやっぱり壁をクライミングして山頂に立つという行為を冬にやりたいという願望が自分の中に根強くあるのは間違いなかった。
だから、青鬼メンバーや色んな人とその場その場で出来る登攀を今シーズンはやっていきたいと思う。
そうして少しでもステップアップがしたい。行きたいところは山ほどあるし、行けるところをもっと増やしたい。
それとソロクライミングはしないけど、せっかく一人だから単独行で行ける易しいバリエーションも行きたい。


先週末は3連休で涸沢岳西尾根に行った。でも結局日帰りで終わってしまって残り2日スキーをした。
普通のゲレンデスキーだけど今シーズン初だ。それでも、先シーズンの最後に掴んだ感覚をすぐ取り戻せる気がしていた。というのも、私は基本頭でっかちで、運動神経も無いから直感的に何かをやるのが向いてない。それで先シーズンはプロのプライベートレッスンを受けた。で、その感覚が体性感覚としてでなく「理屈」や「言葉」として残っていたので、その通りやればいいだけだった。実際、はじめから先シーズンの最後と同じくらい滑れた。


小さい頃から競技スキーをやってきて、今はBCでガンガン滑っているKさんにも滑りを客観的にみてもらった。
もちろんお世辞は5割以上入っているとしても、不整地や傾斜にも充分対応できているのでガンガン山に入って滑っていいと思う、と言われた。この2日間の予定外スキーによって、今シーズンはスキーもちょこちょこやろう、と思うようになった。


さらに、年末はアニマルさんのお誘いでクラックの岩場に行き、年始にも流れで城ヶ崎に行った。
兼ねてから触りたいと憧れていた「虎の穴」をやったら、ムーブを全部ばらすことができた。
これで、今シーズンはタイミングとパートナー次第で城ヶ崎にも行こうという気になった。アストロドームとかトラッドエリアで登っている人とも連絡がとりやすくなったので、5.12を見据えてトラッドもやりたいと思う。



そんなこんなで、「おひとりさま」週末は昨年に引き続き2016年も非常に充実している。
肝心のペコマとは、2月に1週間の休みをとって長い縦走をやる予定で、こちらもテンション鰻!



今まで一つのことに集中してやってきた冬だが、元々やりたいことも盛りだくさんだからその分我慢もしなければならなかった冬。でも今年は全部やってしまおう。


登って滑って登りまくるぞ!



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妖怪朝型人間。

おはようございます。

私、宴会では決まって深夜2時を過ぎるとおちます。
そのせいで一部友人の間では、私が寝始めると「そろそろ2時かな」ってタイマー代わりになってたりします。
夜は苦手なんです。
昔っから朝型でした。
大学受験の時も22時には寝て朝4時半に起きて勉強してました。

その時のことを今ふと思い出しています。
今、1月末の専門医試験に向けて勉強中です。
問題集を試験までに最低3周はやらないとならないのに、まだ1周目の1/5くらいしか終わってない。
ヤバい・・・


でも今週末は恵那だよー!はじめての瑞浪だよー!

来月から本気出す!\(^o^)/



とも言ってられないので、夜はジムでへとへとだし、試験までは早起きして勉強することにしました。


職場の前にあるデニーズで、仕事始まる1時間前くらいにきて勉強。いわゆるデニ勉です。


でも今日は勢いあまって5時半に着いてしまった!!!





く、暗っ。



そんなんだから夜すぐ眠くなるんじゃないのか・・?



ところで、先日知人から「なんで授業中や電車の中では眠くなるのか」と聞かれたので、私がその一因だと思ってることについてお話しします。


形成外科ではよく「眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)」の手術をやります。なかでも「加齢性眼瞼下垂症」が多いです。
歳と重力に負けて上まぶたをあける「眼瞼挙筋腱膜(がんけんきょきんけんまく)」が伸びに伸びきった結果、まぶたが開けにくくなる疾患です。


その手術で皮膚切開のデザインをするとき、施設によっても様々ですが、私は患者さんに座って頂いた状態で行います。仰向けになると重力の影響が取り去られてまぶたが開けやすくなるので、手術のポイントとなる"開け具合"の調整がやや少なめになるからです。


そう、原因はここなんです。
人は横になっている時よりも座っているとき、立っているときのほうが重力のせいでまぶたは閉じやすくなっているんです。


だからといって、だから授業中は眠くなるんだ!と短絡的に言い切ってしまうのは語弊がありますが・・。


医療っぽい話のついでにもうひとつ。
風邪やインフルエンザの季節がやってきました。
私もコンペ前で体重少し絞ってるので風邪予防には気を遣ってます。






アルコールによる手指消毒はインフルエンザ含め多くの風邪ウイルスや細菌に有効です。
でも、手に有機物がついていると効果が下がるようです。至適なアルコール濃度も決まっているそうです。
ですので、やはり基本は手洗い。しっかり流水と石鹸で手を洗って手に付着した無駄なものを落とし、それからアルコール消毒剤を使うといいですよ。

でも、よくありますよね、こーいうの。





これは色んな人が出口を押して、毛細管現象で手の雑菌が中の液にたまり、菌の温床になっている可能性大です。流水でしっかりと洗うだけでも雑菌はかなり落ちますので、私はこのタイプの洗浄液しか無い場所ではせっけんは使わず手洗いしてます。


以上蛇足でした。
3連休晴れるといいな!
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age

あげ

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もやもやを処理すること

今実は、もやもやしてしまっている。
最近では珍しく、かなりもやもやしている。


私はもともとメンタルが余り強くない。辛いことがあるとすぐにへこたれるしネガティブな気持ちになってしまう。
いつも笑顔、っていうのはすごく苦手だ。

しかし、「愚痴る」という行為は常に避けてきた。
それは「愚痴る」ということが実に恐ろしい行為だと感じてきたからだ。

まず、時間が無駄になる。
話す自分と聞く相手の両方の限られた時間が失われる。
次に、別に全然すっきりしない。というかむしろもやもやは募る。
それは上記の理由から「非生産的な時を過ごした」という後悔を生むというのがひとつ、更に負のオーラをもつ言葉を音として発することによってすごく気分が悪くなるという言霊効果がもうひとつ、このダブルの効果でモヤモヤはむしろ倍増すると思っている。


愚痴るとすっきりするという人が居るけれど、誰かの悪口を言うと脳みそはそれを自分自身に対する批判だと勘違いしてストレスホルモンを出しちゃうっていう研究報告もあるくらいだ。
実際私は気分が悪くなった。まさに科学でも証明されている「言霊」効果。それを幼な心に感じた日から、負の言葉はなるべく口に出さないようにして過ごしてきた。


でも、もやもやしたのをそのまま押し込めていたら絶対歪む。
私は小学校低学年頃までは涙を流すくらいしか術を持たなかったけど、だんだんませてくると創作をするようになった。詩を書いたり絵を描いたり、物語を作ったり。そういった作品にうまくもやもやが昇華されると、他のどんな手段よりも心底スッキリできた。

最近はもっぱらアウトドア派なので創作の機会は減った。小川山で焚き火したり、会心のクライミングが出来たりするとそれだけでスッキリしちゃうから。
でも、ちょっと今、けっこうもやもやしちゃって困っている。


どうしようかな。酒呑みながらペコマにでも愚痴ろうかな。
いや、でも酒を呑む時間というのは楽しい時間であり、実に大切な時間なのだ。
それにペコマと話し合わなければならないことは他にも山のようにある(次の遠征のこととか、瑞牆で何を登るかとか)。
いろいろ考えた挙句、ブログを書く事にした。


「書く」という行為はとてもいい。
ぐちゃぐちゃに混乱した気持ちが書いている間に整理されてくるし、不必要に昂ぶった気持ちも落ち着いてくる。
あ、そうだ。最近創作の機会が減ったのは、ブログを書いているというところもあるかもしれない。


で、具体的に何にもやもやしたんだったっけ。
あ、そうそう。思いだした。
思い出したけど、もういいや。


でも本当にやるべきことは何かも思い出した。
より有意義な人生を送るためにひたすら努力すればいい。いついかなる時も、真理はそれひとつだ。


ほら、やっぱり書いたらすっきりしちゃった。
やっぱり書くというのは人間にしかできないとても素晴らしい行為ですね。


あ、ちなみに、たまにFBとかで見かける負のエネルギーの垂れ流しみたいな記事は、正直だいっきらいです。
絶対コメントとかしないし、そういう発言の多い人の記事は目に余るものは実はブロックしちゃったりしてます。
ゴメンナサイ(>ω<)

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プロフィール

chippe

Author:chippe
chippeのブログへようこそ!
2006.10 山歩きをはじめる。
2007.9 クライミングをはじめる。
山岳同人「青鬼」所属のゆるふわクライマー。

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