循環(無事)終了

なんだかんだ、早いもので循環器の2週間が終了しました。
話によると、循環では病棟で日付が変わることも多々あるらしく、そういう意味ではわたしたちは恵まれていたのかもしれません。Max 23:30だったので(ギリギリ)。

循環で学んだこと。
色々ありすぎてここでは語りつくせませんが、今一番に言えること。



オペ中の選曲は任せて下さい!(´ー`)b
(とくに閉腹のテーマ)


今日ICUで専修医の先生がアツく語っていました。

「LK(肺癌)はちゃんと取り除けさえすれば、俺が取っても○関先生(呼吸器のボス)が取ってもぶっちゃけ予後は変わらない。でも心臓血管外科は誰がやったかってことで大きく変わっちゃうんだよ。」

循環手術は”depend on surgeon”なんだそうです。心臓切って弁治したり、詰まった血管つないだりっていう作業はどれだけ術者の腕が良いかで機能の改善の程度、術後合併症の有無、長期的な予後、すべてに関わってくるんですね。
そして、死亡率が高く失敗すれば刑務所が待っているようなリスキーな手術をし、朝早くから夜遅くまで病棟勤務して給料が追いついてない外科医は”crasy”だとも言っていました。
どの科を選ぶかっていう選択のポイントは人それぞれだと思います。私が求めているものは循環器外科とはあまり合致しませんが、でもこの2週間見ていてとってもやりがいのある仕事なんだな、ということを知ることが出来ました。

心臓血管外科医、カッコいいです!^^

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心臓血管外科

はやいもので、循環をまわりはじめて1週目が終わりました。循環はあと1週間、その後呼吸1週間消化1週間で第2外科(2外)は終わりです。消化の1週間は夏休み明けだけど。


前評判で、2外で一番ヤバい(つらい、忙しい)のが循環、中間が呼吸、楽勝なのが消化ということで、はじめの2週間が消化にあたった人はラッキーと。引継ぎノートにはどの班もそう書いていました。


ですが住めば都?
循環もなかなか楽しいです。


以前は循環器内部での対立構造みたいなのが表面化していて、学生もよく愚痴や悪口を聞かされると書いてあったのですが、今はそんなことは全然なくてスタッフみな仲がいいし学生にもよく教えてくれます。
そんなかんじでこの1週間はとっても有意義でした。


ただ、自分で勉強する時間はちょっと少ないかもです。予習してのぞむか、若しくは判らないことみんな先生に質問してその場で覚えてしまうのがいいかも知れません。ここでは教科書的知識も学べますが、より現場と密接した実用的な知識をいろいろ学べます。変な質問してもちゃんと優しく教えてくれるので、恐れずどんどん質問したらいいと思います。

とくに「術後管理っておもしろいんだな」、と初めて思えたので、レポートにはそのことについて書こうかなと思ってます。


ところで、いつもは循環は循環、呼吸は呼吸、消化もしかりでそれぞれ独立して動いていますが、2外合同カンファというイベントもあって、そこでは一同が会します。
そこで今更ながら気付いたことがありました。


カンファでは自分の科の入院患者をだーーっと並べて表にし、発表をすすめていくのですが、そうすると患者さんの病名が縦1列にだーーっと並びます。呼吸は、肺癌ばっか。消化は、食道癌やら胃癌やら。なんとか癌は「~K」と略して書かれるんですが、呼吸も消化もその「~K」が列挙してあるんですね。


でも循環は違いました。循環の患者さんに癌はゼロです。


「心臓癌」ってきいたことありますか?もしくは「血管癌」とか。じつは心臓腫瘍ってあります。血管にも腫瘍はできます。それが悪性腫瘍なら俗にいう「ガン」ですね。でも専門的には「ガン」という言葉はあまり使わなくて、「~癌」といった場合には上皮or腺組織にできたものしかそう呼びません。

血管、骨、筋肉などの間葉組織とよばれるものに悪性腫瘍ができた場合は「癌」でなく「肉腫」になります。だから厳密な意味でも、「心臓癌」「血管癌」は存在しないのですが、わたしが言いたいのはそういう話ではなく、(心臓の悪性腫瘍自体が非常に稀だから)循環器外科の入院患者に「ガン」のひとがひとりも居ない、ということです。


まだメジャー科は第3内科くらいしか回っていませんが、ガンの人ばかりでした。ガンでstageがどれくらいとか、ケモ(化学療法)してるとかラジ(放射線療法)してるとか。総臨には余命1ヶ月で、出来ることはpain control(痛みを取り除くこと)のみというひとも居ました。例えそんなに末期のガンでなかったとしても、どの科にも大抵ガンの患者さんが居ました。私の中に個人的に「ガンはガン」という暗いイメージが植え付いているからなのかどうか判りませんが、とにかく今回「病棟にガンの人が居ない」という事実を再認識してとても新鮮だったんです。今までそんなことはまず無かったから。


医局の雰囲気が良いということもありますが、ガン患者が居ないということも循環のちょっとした”いいところ”かもしれないな、と思った瞬間でした。なんとなく気分が重くないです。たしかに心臓の手術は大手術で死亡率も他の手術に比べ高く、非常にハイリスクな患者さんも沢山居ます。

それでもやはり、「ガンではない」というところが、他科とは一風違った雰囲気をもっています。循環はそんなところです。


さて。今日はこれから、2年の長きにわたりくすぶり続けている膝の初MRIを撮りに行って来ます。MRIならひざの中で起こっている殆ど全てのことが判ります。30分程度で終わるみたいだし、レントゲン以外撮ったことないからちょっと楽しみです。

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医者のたしなみ



医者はみんな同じ格好をしている。

白衣を着て聴診器をさげて、端正なみだしなみを心がけ、女性でも派手に着飾っているひとは余り見かけない。


・・だが。
医者には医者のオシャレのポイントがあるのだ。最近病棟をまわっていて、そんな風に思う。

まず白衣。
全ての医者が毎日着るものだから、こだわりが生まれるのはごく自然なことだろう。今学生の私たちは、全く何のこだわりも無く一張羅の汚い白衣を毎日着ているけれど。

白衣だって安くない。何の変哲もなく見える白衣だが、白衣へのこだわりは殆どの人が持っているように思う。よく見ると名前の刺繍がしてあったり、アクセントのラインが入っていたり、どこぞの白衣ブランドのロゴがくっついていたりする。半袖白衣、長袖白衣などあるけれど、微妙にデザインの違うものが幾種類もある。ただの白い服ではない。白衣ひとつをとっても、充分にこだわれる。

さらに聴診器。これも誰もが持っているし、どれも同じに見えるけれど、誰もが持っているものだからこそオシャレのしどころなのだ。いろんな形や色のものがあって名前の刻印などもしてくれる。注文すればハートマークの刻印だってしてくれるのだ。聴診器の格にもピンキリがあって、安いものは5000円程度だが高いものだと何十万の世界になる。

そしてそして、腕時計。ここには充分すぎるくらいこだわれますね。ここだけは唯一、神聖なる病棟にあって派手にすることを許されている場所のような気がする。
最近、先生方の左手薬指と左手首を無意識にチェックするようになってしまった自分がいる。人によるけれど、意外と腕時計にはこだわりが無い、という人も多い。全体的に男性より女性のほうが腕時計にかける意気込みはアツいようだ。

これら以外にも、オシャレのしどころは色々ある。みなある程度型にはまった中で出来る最大限のオシャレをしているのだ。
しかし意外と、足元のオシャレ度はかなり低い。つぶれたサンダルを履いていたり擦り切れたローファーをひっかけていたり、無頓着な人が多い。こちらもオシャレ意識は女性のほうが高いようである。何分靴は、病棟を一日中歩き回ることを考えたら歩きやすくて疲れにくいもの、という機能性のほうが重視されるのだ。

最近わたしの周辺の学生どうしで、「ボールペン」オシャレがはやっている。BSLを回っていると、医者と一緒に製薬会社の売り込み説明会に参加することがある。その際製薬会社は決まって、売り込みする薬の名前が入ったボールペン(たいてい3色)を手土産にやってくるので、説明会に参加した回数分だけボールペンが増えていく。先生の中には、胸ポケットに7本くらい3色ボールペンが入っているひともいるくらいだ。

そして最近わたしたちがするのが「ボールペントーク」。ふつうのボールペントークはおそらくこうだろう。

「ドクターグリップって書きやすいよね」
「わたし、ゼブラのやつがすきー」

しかし私たちのボールペントークはこうである。

「ディオバンいいよね」
「セイブル書きやすいよ」
「第一三共製薬はダメ」

※ディオバンは降圧薬、セイブルは糖尿病薬

また、今日友人がうらやましいオシャレ道具を持っていた。



持針器。



持針器はハサミのような形をしていて、手に持って閉じるようにするとカチカチっとなって固定される(写真参照)。ふつう針を先につけて皮膚など縫うための道具。持針器はそこら辺に落ちているものではなく、ふつうあるのはオペ室くらいで、私物として持つことはまず無い。でも研修医などはよくこれにトランスポアという名前のテープを通し(写真参照)、白衣のすそをかませて逆さにぶらさげて歩いている。
これはガーゼをテープでとめたりとかいうこまごました作業の多い研修医にとって実用的。そしてこれも一種のオシャレ。だよね。
ナースの中にはピンク色の持針器をぶらさげている人もいた。ここまでくればもう完全にオシャレだ。

ピンク色のはさておいて、普通の持針器だが、その友人の話によると、じつはmy持針器をgetするチャンスがあるのだという。それは、CVカテを患者さんにいれるとき。
CVカテは中心静脈カテーテルの略で、首かソケイ部から管を通す。この手技一切をやるのに必要な道具がセットになってるキットみたいなのがあるんだけど、この中に使い捨ての持針器があるらしいのだ。

それで研修医は、CVいれ終わったらキットの中から持針器を持ち出して自分のものにする。わたしもいずれgetして、白衣にぶら下げて歩きたい。


病棟でのファッションチェックが最近のマイブームです。

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2外

第2外科の実習がはじまりました。
第2外科は循環器外科、呼吸器外科、消化器外科があって、それらを2週、1週、1週に分けてまわります。

わたしは班長なので、班員を並べると一番上になります。その次からは出席番号順に並べられます。んで、うえから順番に循環、呼吸、消化、循環、呼吸、消化、って振り分けられます。うちらに選択権はありません。
ということで、わたしは上から4番目のひとと一緒に最初の2週、循環をまわることになりました。

第一日目の昨日は、朝8時からオリエンテーションがあってそのまま9時開始のオペに入室。わたしがその患者さんの受け持ちということで、手洗い(術者と同じ清潔状態になって清潔区域内で見学)しました。

・・・そして、

部屋に帰ってきたの11時(´ー`)







初日からなかなかの洗礼でした(´∀⊂




オペは9時~17時の予定で、それでも充分なくらいですが、予定を1時間ほどオーバーして終了したところで患者さんの胸腔に留置したドレーンから出血とまらず。
術後1時間くらいで1Lおーばー。

・・再開胸!☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )-☆イエーイ


よくあることらしいです。出血点は左内胸動脈でした。
ということで、9時間ほどのオペにリオペ1時間半足して10時間半ほどの長丁場となりました。その後1時間ほど指導医のからみを受け、医局の出前の残り物を食べに拉致され医局へ、また1時間ほど談笑したあと洗い物して帰りました。


もう、一時は帰れないんじゃないかと思いました(´∀`)


今日は朝から出来る系の専修医の先生について回ってました。昨日オペした患者さんも無事抜管でき、これから予定になかったペースメーカ植込手術の見学に行きます。んで、終わったら循環器カンファと、2外合同カンファです。

昨日いきなりオペはいり、ずっと拘束され続けてたので患者さん自身のことなんて殆ど把握してないんですが、担当になったということで、そのカンファでプレゼンやらされるそうです。もう、適当にやります。
でも、2外合同カンファでは自分達に不利になるようなことは言わないそうなので、リオペになったことは多分伏せられるでしょう。


でもその出来る系の専修医の先生がよく教えてくれるので、かなり勉強になります。今までに無いくらい知識詰め込んでる気がします。それを自分で文献調べたりする時間が無いのが難点ですが。でも強制的にしばられでもしないと勉強しないので、いい機会なので色々と学ぼうと思います。


2外終わったらパラダイスのはじまりだし(楽勝科のオンパレード)。がんばるぞ!

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プロフィール

chippe

Author:chippe
chippeのブログへようこそ!
2006.10 山歩きをはじめる。
2007.9 クライミングをはじめる。
山岳同人「青鬼」所属のゆるふわクライマー。

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