南沢大滝で遊んだ。

戸台や岳沢でうちのめされた私はとにかく登りたくって、今日は天気悪かったけど八ヶ岳の摩利支天大滝に行こうと思ってた。


でも、記録をみるとアプローチが分かりにくく、常連さんでも毎年迷ってるみたいだし、トレースなさそうだからラッセルは必至。しかも滝は立ってて悪そうなので、ペコマはかなり乗り気じゃない。


そんな中雪も強くなってきて、気付くと右に南沢大滝へのトレースがあった。
というわけで南沢大滝で登ることになりました!
南沢大滝は去年のシーズン終わりくらいに一度来たことがあり、今回は二度目。


いつも南京玉すだれ状態の南沢大滝が、先行1Pのみでほぼ貸切!
悪天候様様だ。
滝は結構な出来栄え。
凄いなあ。やっぱり八ヶ岳は寒いんだな。


滝は全体に滑らかで割と寝ていて、どこも易しそうだった。
まず私がリードで左端のラインに取り付く。
最後の数mは結構傾斜あるかな?と思ったら、登りやすいことこの上ない。
スクリューセットもとても快適。スクリューが気持ち良いくらい氷に食いつき吸い込まれて行く。
・・あれ、何かおかしいぞ。


戸台や岳沢の氷はつららの集合体といった感じでぼっこぼこなので、どこにスクリューきめたものか、って感じだったし同じ理由で足置きも悪かった。また、結氷は全体に悪く氷が薄い所も多かったから緊張した。
また、岳沢の上の方は氷の硬度と粘度がめちゃ高く、スクリュー回しながらうめき声が出たほどだった。


南沢大滝も去年はそれなりに緊張したのでもっと難しいかと思っていたし、戸台で自信を失っていただけに拍子抜けだった。
氷の出来方とか質とか、山によって様々なんだなあ、と思った。


TRを張って何本か登り、最後に一番立ってるラインをリードして終わった。
やっぱり簡単だった。
何だかどんどん気温が上がってきて氷も緩み雪も湿り、装備はずぶ濡れ。
赤岳山荘の少し上からはもはや雨だった。


ペコマも南沢大滝は簡単すぎてつまらないと言ってリードしようとすらしなかった。
そして、次は摩利支天だな!と、行く気になってくれたみたい。


次は是非摩利支天に行ってみたい。
アプローチがんばろ。
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冬休み前半戦!

今冬は驚きの15連休!

だけど今シーズンの目標はアイスクライミング技術の向上なので、縦走系の長い山行はやらず、アイス数本立てにすることにした。


23、24日は丹渓山荘をベースに戸台川流域でアイスクライミング。
天気予報を見て、岳沢入りの時期を伺う。
好天が期待できる27日に稜線を突破する予定で、26日入山を決定。


戸台では2日しか登れなかったが、結氷が甘かったのでちょうど良かった。しかも、岳沢を終えたらまた丹渓山荘に下山してくるので、帰ってきてからやりのこした滝を登ることも可能だ。


25日は松本まで降りて「信州健康ランド」というかなり充実した施設でまったり。
その日の夜に杉島ゲートまで移動して、車中泊。
2010年7月に崩落があったらしく、今車は塩沢出合のさらに4kmくらい手前までしか入れなくなっている。

26日4時頃から歩き始めて、迷ったりしながらなんとか6時間後に岳沢越え。
山の西側は殆ど新雪がなかったが、乗越した途端に深い新雪のラッセルがはじまった。
何故か迷ったりしながら岳沢に入り、F3を終えたところで夕焼けに。
スピード勝負と思い軽量化にも気を使ったつもりだったが、迷ったりなんだりで結構ロスが多かった。
F3上になんとかビバーク出来そうな場所を見つけ、幕営。
本当はこの日F8上まで行っておきたかったので、明日の行程が気がかりだ。
翌日は暗いうちからF4を開始することに決定!


岳沢1
斜面を切り崩してやっとテント一つ分のスペースを確保!


27日は5時から登攀開始。
スピード勝負なのでpecomaのリードとなった。
チリ雪崩が激しく、私もフォロー中に1発でかいのが直撃した(笑)。
F5~F7はフリーソロ。


岳沢2



F8、通称”ソーメン流し”はガイドブックに110mとあるけど、ロープスケールでも80~90mくらいしかなかったと思う。最後の10m以外は傾斜が寝ていて登りやすいが、それ以外を1Pでつなげて登るとふくらはぎが悲鳴をあげた。


岳沢3



F9をリードし、あとは沢を左上へ詰めていけば大仙丈岳から伸びる枝尾根に上がれるのだが、地形図上の位置を把握しきれていなかったため、ちょうど運悪く(運良く?)岩稜帯にぶちあたってしまい、アイゼンでの乾いた岩登りも楽しんでしまった(笑)。


稜線に出てからは常に吹き飛ばされそうな強風に煽られ続け、夕闇も迫っていたため仙丈ヶ岳山頂で上裸になるという大目的を諦めてしまったorz

小仙丈との稜線上、「仙丈ヶ岳8合目」の道標あたりからヘッデン行動開始。
強風に飛ばされたりしながらなんとか樹林帯に逃げ込み、その後は北沢峠から八丁坂を経由して丹渓山荘まで到達した。21時ちょっと前だったが他に人もいなかったので、デポっていたキムチ鍋の食材で乾杯した。


28日は朝ゆっくり起きて下山がてら上ニゴリ沢で登ろうと目論むも、またもアプローチを間違えて違う沢を詰め、間違いに気づいてからでは遅く、仕方なくそこらへんにあった小さい滝でお茶を濁す。
16:00に「戸台」にタクシーを呼んでいたのだが、よくよく張り紙など見てみると、戸台登山口の駐車場と「戸台」バス停とは似ても似つかない場所にあり、タクシーは登山口から更に7kmくらい先にある戸台バス停に来るということが判明orz


次第に強くなってきた吹雪の中、延々と林道を歩き続け、16時はとうに過ぎてしまって予約していたタクシーも帰ってしまったようだったが、軽トラとすれ違ってなんとか電話を貸してもらえ、違うタクシーにありつけた。



1日目は13時間、2日目は16時間行動。
迷ったりラッセルしたり、技術不足のため登攀スピードが遅かったり、バテて歩く速さも遅かったり、色々反省点が多い山行だった。でもその分得るものは大きく、足りないものをこれから3月までに登りこんで獲得しようと、具体的な課題が見えた気がする。


俄然氷が楽しくなってきたっ!


岳沢山行の詳細レポは本日中を目標に尾根のむこうにうpします!
是非見てくださ~い!!(^-^)



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鎌倉山で登った!

この週末は作並温泉にある鎌倉山というドライツーリングの岩場に行ってきました!!



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家から26kmと超近い上、駐車場からのアプローチも15分くらいだし、どハングしてるので雨でも登れる、オールシーズン登れると条件は最高!


グレードもD6-からD10まである。D10ってデシマル換算で12後半くらいらしいです。
ドライのために開拓された岩場、なんてものがそもそも少ない中、この充実したグレード感!


もっと早く知っていれば・・
ということで、仙台に居る間はなるべく沢山通いたいですね!


土曜日は雨だったけど日曜日は気持ちのよい晴れでした。
2日とも岩場は貸し切り!


外岩ドライ自体が初、でしたが、私はたじたじ。それに比べペコマはそつなくこなしてました。う~ん、頑張らねば!


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とにかくフッキングが難しい。刃先がひっかかってるだけなのか、ちゃんと効いてるのか、手前にひけるガバカチなのか、悪いカチなのか、フリーと違って指先の感触が無いので難しい!
それに、どうしてもフリーの感じで岩を見てオブザベしてしまうのですが、実際は軸手はアックスを持っていてホールドより50cmくらい下にあるので、近く見えるホールドも実は遠い。リーチ感が掴めないんですね。実際行ってみると「遠~~!」ってなることが多かった。


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それでも2日目にはだいぶ慣れた感じがしました。
この2日でとりあえずD6-(デシマル換算で10台前半)をTRでノーテンがやっと。
D7+(デシマル換算で11bcくらい)は最後のハング部分のムーヴ解決が出来なかった。。
ホールドが分かるまでは、探ってると余りに急速にパンプするのですぐ終了しちゃうんだよな(´・ω・`)


10.jpg



とにかく課題がいっぱい見えて良かったです。
経験など同じような条件なのに、ペコマは強くて私は弱かった。
今シーズンは技術向上が目標。アルパインにおけるフリー能力の重要性と同じように、難しい冬壁を安全に登るためには高いアイス技術、ドライ技術が不可欠なので、こうしたゲレンデに通って技術力アップをしたいと思っている。
まだまだはじまったばかり。
がんばらねば!



さて、早いものでもう年末!
冬休みは南アルプスの戸台川流域でアイス合宿したあと、本チャンで三峰川岳沢をやり、中休み。その後年明けには青鬼のみなさんと足尾合宿!?
わくわくさんでテンション鰻!!!
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転石苔を生ぜず

イギリス式や日本式だと苔はプラスなものだが、アメリカ式だとマイナスなものだと聞いたことがある。


私は高校卒業以来転がる石の如くいろんなところで生活しており、これから先数年もそうなる予定だ。


高校までは大田区萩中・糀谷
大学6年間+卒後1年は埼玉県所沢市
卒後1年弱は世田谷区池尻
卒後2ヶ月間沖縄県那覇市
卒後2ヵ月間福岡県久留米市
卒後2ヵ月間、引っ越した実家の大田区大森
現在、宮城県仙台市に住んでもうすぐ1年半
来年6月以降にまた埼玉に戻る予定で、その2年後にまたどこへ行くかは未定。


久留米はほぼ2ヵ月監禁生活だったので街に出たのは数回の週末くらいだったが、それ以外の場所ではちゃんと日常生活を送っていたので街に馴染みがある。そしてどの街も、そこを離れる日にはとても離れがたく寂しかった記憶がある。あ、久留米だけは嬉しかったけどw


仙台も暇あればうろうろしたりしてだいぶ自分の街って感じになってきた。
離れる時は寂しいんだろうな。


こうやって「自分の街」が各地に増えていくことは嬉しいことだ。
私は転石苔を生ぜずのことわざはアメリカ式にとらえている。
というか、そもそもクライマーとして、苔々の石よりも綺麗な石のほうがいいに決まってる。

自分は放っておくと苔が生えやすいたちだと思うので、若いうちは不可抗力によってあちこちに行かされる方がいいんだろうと思う。
「寂しい」は苔だ。少し経つと「財産」にかわるのだから、不要な苔は払わねば。


人生はシンプルなほど豊かになると私も思っている。



今後も世界の色んな場所に第二、第三の故郷をどんどん増やして行きたい。
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死生観

人生で初めて、仏壇を選んだ。


もちろん自分のではない。


墓石を建てた時も同じだったが、亡くなった人の供養は時に生きているものにとって負担になる。

その死が納得のいかないものであればあるほどだ。


今回は、位牌が仏壇に入りきらなくなったので新しいものにしようということだった。だが、故人の思いを汲んで生きている者たちの自己満足のため、仏壇らしくない素敵なデザインのものを探していた。


ネットで調べると、どうやら「モダン仏壇」なるジャンルが世の中にはあるらしい。


いわゆる仏壇は古い日本家屋にはマッチするだろうが、一般的な現代家屋のインテリアとしてはしっくりこない。それが、現代家屋にもマッチするようなモダンなデザインのもの、または家を建てるときに仏壇も組み込んでデザインしてしまうなど、進化系仏壇の概念があるようなのだ。



その中でも正にイメージしていたようなものが見つかり、昨日家族でギャラリーに行って来た。

調度品ともいうべき豪華なもの、現代的なシンプルなもの、ガラスをふんだんに使った透明感のあるものなど様々な仏壇がそこにはあった。


位牌も木目のクラフトのようなものや漆塗りの可愛い柄が入ったものなど、実に色んなものがあるのだと知った。当たり前だけど、こんなものがあると知ったのはこれが初めてだった。


結果、少々値は張る中でも許容範囲の額で、かつシンプルな作りで良い仏壇が見つかり、それを買うことになった。


それにしても、「これも素敵だね」「へ~、こんなのも綺麗でいいね」なんて家具を選ぶように品定めしていても、何とも虚しい。
良い物を見つけられたけれど、達成感と同時に空虚感が凄まじい。


よく自分が生きているうちに位牌を作ったり墓石を建てたりする人が居るが、私には自分の死に対する美学とかこだわりとか、そんなものは特にない。


でも、今回、死んだ人のために何かをすることは、それがその人との今後の人生に関わるものでないという点で非常に虚しく、負担の大きいことだということが分かった。


今まで私が関わった「死」では、故人の弔いが心の負担だなんて思ったことは無かったが、特に受け入れられない死に対してはそういう感情がつきまとうもののようだ。


でもこれが、自分の仏壇選びだったらどうだろう。


こうした様々な仏壇が載ったカタログをパラパラめくりながら、きっともっと楽しく”ショッピング”が出来るのではないか。
それに、遺された者たちがその作業をしないで済むようになる。
そういう意味では一石二鳥と言えるだろう。


こういうものが存在すると判った今、機会があれば自分のものを選んでみても良いかも知れないと思った。
その時はいつ来るかなんて誰にも判らないのだから。


さあ、今日も頑張って登ろう。
週末は外岩でドラツーだ!
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お久しぶりです。

久しぶりに自分のブログを開いてみたら変な投稿があって、アカウント乗っ取りか!?と思ったら違いましたorz


ブログ更新が1ヵ月以上ないと広告が記事として投稿されるらしく、記事を書けば消えるとのこと。


だからというわけではないですが、近況報告です。


1ヵ月半くらい何も書いてないにも関わらず、カウンターは1日あたり相当数を記録していて、有難いと共に申し訳ないです。。



実は、前回のブログを書いた翌日に、自分の人生において信じられないことが起きました。


今年の9月10日に28歳の誕生日を迎え、サプライズでお祝いしてもらったり沢山のメールをいただいたりと嬉しい気持ちの中、6月に怪我した膝もだいぶ良くなってきていたので、クライミングも山もこれからだ!と意気込んでいた矢先、そのたった数日後に一つ目の大事件が起きました。


その時も経験したことのない苦しみを味わいましたが、それは2週間後くらいに一時収束し、ハッピーエンドになってよかったと思っていました。そしてフリー頑張るぞ!とまた闘志に燃えていました。


しかしその数週間後、私はもう一度、本当の人生のどん底に堕ちました。


正直、28歳でここまでの地獄を味わうことになるとは夢にも思っていませんでした。
事件が起きてしばらくは、山に登ることはおろか、息をするとか何か食べるとかそういった特に意味なくする行為ですら虚しく、何をやっていても息苦しく、正直、生きていたくないと思いました。


人間には煩悩があるけれど、何だか全てが無意味に思えました。
必死に山に登っていても、死んだら何もなくなるんです。
死んだらどれ位何もなくなるのかってことを目の当たりにして、色んな事が虚しくなりました。

やってきたことは記録として、誰かの記憶として、何かしら残るのかも知れないけれど、それは全て「過去」のことになる。その後に積みあがっていくものが無い限りただの記録です。無意味です。
あれがしたいとかこれをやりたいとか、そういうことって何の意味があるんだろう?
自分が信じてやってきたこと全てが無価値に思えました。
そんな風に悟りに近いような感覚を覚えてしまいました。


でも、そういう風にはなりたくない、と思う自分も居ました。
そうなってしまったら人間は終わりだな、と。
強い信念を貫いて滑稽に生き抜いてこそ人間だよな、と。

だから虚しいけど、今まで通り貪欲に強い山屋を目指し続けよう、と思いました。
ここで立ち止まったらいつか立ち直れた時きっと後悔するから、とにかくはじめはペコマにただ着いて行くだけでもいいから、歩み続けよう。
そう思って今日までやってきました。
これからもそうやって頑張っていこうと思います。


明らかに、まだ事件前の私には戻れていません。
頑張ろうとする自分と、ただ悲しみにくれるだけの自分が今は別個に存在しているように思います。
何年かかるか判りませんが、その2つがいつか1つになれる時は来ると思います。


それと同時に、この事件の記録を書こうと思い、今少しずつしたためています。
目標は半年以内。
書くことによってこの出来事がただの悲劇でなく、昇華されるのではないかと思います。
少なくとも私にとっては、この大きすぎるショックをどう処理していいのか判らず、そのひとつの解決策が書くこと、でした。


クライミングや山は、なんとか今まで通り続けられています。
意識的に楽しいことも沢山やるようにしています。
多くの人と交流を持つようにもしています。
仲間が沢山いて、本当に良かったと思います。


さて、おらっち、ガンバ!!!!
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プロフィール

chippe

Author:chippe
chippeのブログへようこそ!
2006.10 山歩きをはじめる。
2007.9 クライミングをはじめる。
山岳同人「青鬼」所属のゆるふわクライマー。

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